自炊の敷居をどんどん下げるよ (浅漬け編)
一人暮らしの自炊は却ってお金がかかるうえに手間もムダも多いんじゃ!
とお嘆きの方へ、私の生活の一部を紹介します。
以前は仕事して帰宅途中でスーパーに寄って値引き惣菜をあさる日々でした。
少しでも野菜メニューの品数を増やせないかと考えた結果、始めたのが浅漬けです。
野菜を切るだけでほぼ完成します。
火を使わない。熱を加えない。
工程:
- 野菜を適当に切る。マジで適当でok.
- 切った野菜をジプロック的な袋に入れて浅漬の素を適当に入れる。
- 一晩待てばできている。なんなら1時間でも味が付いてる。
さて浅漬けの素ですが、スーパーでたいてい塩のコーナーに置いてあります。そこに無ければ醤油とか麺つゆの辺りでしょう。
1本200円もしません。
分量は、浅漬の素のボトルに目安が書いてあります。その際に野菜の重量情報が必要になりますが、キッチンスケールはたいていスーパーの食器コーナーの近くに置いています。
私はキッチンスケールも使わず目分量で、だいたい野菜のカサの半分くらいまで液体を入れています。
浅漬けができちゃう野菜:
大根、蕪、胡瓜、人参、セロリ、ナス、ズッキーニ、ゴーヤ、アボカド等
→ つまり、生で食べられる野菜なら何でもいい。オクラはサッと湯通しするくらい。
慣れてきたら気まぐれで唐辛子や生姜も入れたりしてみます。ただブチ込むだけです。
浅漬を作っておくと、たとえばカツ丼弁当を買ってきたときに野菜の彩りがプラスされる訳です。ええ、牛丼弁当でもお寿司パックでも。
さらに良いことに、漬物は日持ちします。
冷蔵庫に入れて1週間ほどは持ちます (見た目や匂いで判断しましょう)。
そうすると、1日1品ずつ作っても食卓に2品や3品同時に並べられます。たのしい。一番安いシンプル牛丼を買ってきただけなのにカラフルな食事になる。
(上記写真は人参のみ浅漬け)
懸念点はあります。漬物は塩分が高いのです。
私は野菜を厚めに切り、こころもち浅漬の素を少なく入れることで塩分を低減しています。
それぞれ好みがあると思うので、何度か試して調節すればいいと思います。
お米の消費量が減ると同時に漬物の消費量も減っている昨今、漬物は保存食かつ塩味を加える役割から変化して、サラダ的な役割を担うようになるのではないか。
簡単にできて日持ちして組み合わせが楽しめるサラダのようになって行けばいいなと思う次第です。
西友のレトルトご飯スープを食べてみた
めちゃくちゃ久しぶりの更新です。
さっぱり先が読めないコロナ世界に生きております。
今のところ別に環境が変わった訳ではないのですが、常に「変わるかも」を念頭に置いて引きこもっておりました。
引きこもり生活において家食はこの上ない楽しみであります。
西友では、カレーの他にご飯に合わせるエスニックレトルトスープが出ていました。
それでは行ってみましょう。
価格は全て150円(税別)です。
- ユッケジャン
きっちり濃い味です。ユッケジャンのキモは牛肉の風味とスープのコクですが、そこは及第点といったところです。飛び抜けて美味しい訳ではないけれど、ユッケジャンに求める牛とコクは足りています。固形分としては、牛肉もまあまあ見えて、形が残っているのは人参と玉ねぎがあります。よく煮込んで味が染みている感じがあり、けっこうニンニクの風味が強いのでご飯に合います。
- 酸辣湯
まず意外だったのが、とろみです。湯っていうからシャビシャビかと思ったら、八宝菜タイプでした。で、酸っぱくてまあまあ辛い。西友的な閾値内で目いっぱい酸っぱ辛くしているようです。具材は細切りのタケノコとキクラゲ、ニンジンで、肉は何らかの繊維が見えるがあまり風味は感じられなません。もうちょっと肉か何かのエキスの旨みがほしいところです。でも考えてみたら、酸っぱいあんかけご飯って珍しいかも。そういう意味では面白いメニューです。
- ガパオ
こちらは意外にも流体でした。ガパオライスって挽肉ポロポロのやつですよね?袋を開けた瞬間からレモングラスの匂いが昇り、口に入れると様々なハーブの香りがします。目立つ香りはレモングラスとパクチー、ターメリックで、他にもありそうです。ガパオっていうくらいだからたぶんバジルも入っているはず。なんと原材料の表記には「香辛料」としか載っていませんが、逆に何の香辛料が入っているか探りながら味わうのも楽しいのでは。ベースの味付けはナンプラーで、オイスターソースで丸みを出しているようです。具は鶏挽肉と赤ピーマンとタマネギと小さなタケノコか。スパイスに殴られたい人間からすればなんてこと無いけれど、西友にしては辛いほうだと思います。いずれ「どうせ挽肉を麺つゆで炒めてニンニクと生姜の風味を足したんじゃないの?」という予想は遥かに超えてきました。
- 胡麻坦々
思った以上の胡麻のマット感。このところ様々なメーカーのゴマだれが期待外れでゴマ風味が薄く、悪い意味で透明感があったので期待していなかったのですが、これはゴママニアですか?と思うほど濃厚です。具材は一応ひき肉とキクラゲとタケノコでそれほど多くはないけれど、ゴマの濃さがあれば良いのです。カレーではスパイスの方向性にブレーキをかけていると感じた西友PBシリーズですが、ゴマに関してはブレーキが無いのでしょうか。急ぎの夜食で開けてしまったけれど、落ち着いて食べた方がよかったです。
- タッカンマリ
まずタッカンマリとは何かというと、鶏を丸ごと1羽分と芋などの野菜を煮込んだものだそうです。私は韓国で食べた参鶏湯を思い出しました。参鶏湯は鶏のお腹にもち米や朝鮮人参などの具材を詰めたもので、タッカンマリは詰めないし朝鮮人参は入れないようです。今回のタッカンマリは鶏肉の豊かなコクと脂の風味、いわゆる鶏白湯スープがトロみをおびてご飯に仕えます。じっくり長時間煮込んだ鶏肉の風味を2分程度の加熱で味わえると思うとお得です。エスニックにありがちなクセもなくて食べやすいです。個人的には韓国を思い出せたし、かつ丸く味をおさめる西友の特長が生きた例と言えるでしょう。
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カレーはレトルトの種類が極めて豊富でライバルが多く普通の味だと埋もれてしまいますが、カレー以外のエスニックアレンジでご飯に合わせるものは珍しいため、150円でエスニックご飯はなかなか価値があると思います。
あれ?あとチリコンカンもあるの?見逃しておりました。食べたら追加いたします。
今のところイチオシは胡麻坦々です。
スタバの47都道府県フラペチーノ 個人的に考えてみた
昨日布団の中でtwitterを眺めていたらスターバックスが47都道府県のフラペチーノを販売との記事が目に飛び込んできまして、即座に47都道府県すべてをチェックいたしました。
様々な人がつぶやいていたけれど、たしかに腑に落ちないものもある。いやそれぞれに理由はあるのだろう。
そして私の心は47都道府県へと旅立ち、午前2時頃まで目が冴えてしまいました。
皆様も「自分だったら」と考えながら下記の結果をご覧くださいますと幸いです。
- 01. 北海道: チーズとクッキー
北海道、いろいろありすぎるパターンです。今回は酪農のイメージで攻めてみました。本家スタバのコーンはなかなか面白い発想だと思います。 - 02. 青森: ゴロっとりんご
- りんごで長野との頂上対決があるのですが、こちらはゴロッとシャキシャキを入れることにしたい。
- 03. 岩手: 粟・稗・黍
りんごで青森・長野と被り、酪農で北海道と被って悩ましいところですが、昔ながらの雑穀を推していると知り使ってみました。 - 04. 宮城: ずんだ
ベタで申し訳ないが、私も食べたいですし。 - 05. 秋田: 日本酒
今回難しかったのが日本海側の県でした。米どころをどうするか・・・日本酒代表を秋田にお任せしました。フラペチーノはきっと、秋田の雪のように真っ白になることでしょう。 - 06. 山形: チェリー
なにげにフルーツ王国なのです。いろいろありますが代表はさくらんぼで。昔ながらのパフェのように一つ果実を添えたいところです。 - 07. 福島: 桃とままどおる
桃です。そして急に別の商品を入れてしまいましたが、個性を出すための気まぐれです。
- 08. 茨城: メロン
さすがに納豆はないですよね - 09. 栃木: いちごと練乳
名物のいちごに那須高原の酪成分を足してみました - 10. 群馬: ザクロとアケビ
いろいろありそうだけどスイーツとなると難しかったので、山の野生ということでザクロとアケビに出てきてもらいました。 - 11. 埼玉: せんべいときなこ
すみません、我ながらどう処理するかは課題を残しております。 - 12. 千葉: ピーナツ
ベタですが唯一無二ですし食べてみたいし。 - 13. 東京: タピオカ
今あえての - 14. 神奈川: 紅茶とスコーン
開国と山手の西洋館のイメージから
(すみません、横浜市内ですが山手ではないです)
- 15. 新潟: 餅とよもぎ
米どころとして、今回は餅を担当していただきました。あと笹団子つながりです。 - 16. 富山: 富山ブラック
海と山の幸があふれんばかりの美味しさなのですが、スイーツが・・・すみません。富山ブラックって元はラーメンなのですが、そこをなんとか - 17. 石川: 金箔と羊羹
勝手なイメージでサクッと作りました。 - 18. 福井: 羽二重餅
やわらか繊細なお餅を乗せて - 19. 山梨: ぶどう
これもベタですみません。ワイン的なニュアンスを加えてみたい。 - 20. 長野: りんごバター
いろいろあるけどやっぱりりんごですよね。道の駅でよく見るりんごバターを使ってみたい。
- 21. 岐阜: 栗と柿
渋い色の組み合わせのモンブラン風、県民性にも合っている気がするし、食べてみたい。 - 22. 静岡: みかんとお茶
ベタにベタを重ねました。冬のこたつを思い浮かべて - 23. 愛知: ういろう
本家のあんこトースト美味しそうと思いつつ、ちょっと対抗してみました。 - 24. 三重: 塩とあんこ
伊勢志摩の美しくダイナミックな海と赤福で
(写真は岐阜県東濃地方の栗どらです)
- 25. 滋賀: びわ
本家と被りましたが、さすがに鮒寿司はちょっと - 26. 京都: 八ツ橋
お茶もあるけど、ニッキ(シナモン)風味のを一つ取り入れたく - 27. 大阪: キャラメル
心斎橋のグリコからの発想です。。昔なつかし系がよさそう - 28. 兵庫: 黒豆
神戸の洋菓子満載も捨て難いけれど、ここは伝統の丹波の黒豆で。昨年の大河ドラマで麒麟もほとんど来なかったし - 29. 奈良: 柿とほうじ茶
法隆寺からの柿。初冬の風を感じたい - 30. 和歌山: 梅と黒飴
黒飴は熊野の那智黒から
- 31. 鳥取: 二十世紀梨
ここでサクサクの梨をば - 32. 島根: 抹茶と桜
最後まで決められなかった県です。松江藩はお茶の文化が盛んだったことから。 - 33. 岡山: マスカット
桃を福島に譲っていただきまして。倉敷マスカット球場より - 34. 広島: レモンともみじ饅頭
ベタにお願いします - 35. 山口: 夏みかん
萩の夏みかんは大きくて、街は美しかった
(写真は萩の街かどです)
- 36. 徳島: すだちと一六タルト
ベタですね - 37. 香川: 和三盆
本家と被りました。うどんを入れたい誘惑はあるけれども - 38. 愛媛: みかん
ポンジュースで行きましょう - 39. 高知: ミレービスケット
どうもすみませんね。ポテチにすらなった実績もあるのでひとつ
(写真は吉野川)
- 40. 福岡: いちご
とよのか、譲れませんよね - 41. 佐賀: ボーロ
西洋の香りということで。 - 42. 長崎: カステラ
被っちゃうけどやっぱりこれで - 43. 熊本: いきなり団子
ちょっとトリッキーな目異物を入れてみたい。サツマイモの輪切りとあんこが層になって入っている饅頭です。 - 44. 大分: かぼす
関さば・関あじに果汁を搾りたいところですが、ここはフラペチーノで - 45. 宮崎: マンゴー焼酎
間違いないわ - 46. 鹿児島: さつまいもと黒蜜
お茶も捨て難いが、スイートに行きましょう - 47. 沖縄: パイナップルと黒糖
お土産屋を思い出します
(写真は鹿児島・開聞岳)
<難しかった点>
・日本海側全般、お米と海の幸は美味しいが何をスイーツにするか
・名物が被っている県のすみ分け
・名物が多すぎる県の代表決定 (北海道、長野、静岡、愛知、京都、沖縄など。たのしい)
勤務先で聞いたところ、昨晩お子様とこの話題で盛り上がった方もいて、話したり想像しながらお腹や旅の心を満たすのもいいよねえと思いました。
このブログを訪ねる人は稀ですが、「この県にはこんなのがいいんじゃない?」というのがありましたらぜひお知らせください。
不二家のケーキ
なんかこう、めでたいことがあればケーキを食べるかもしれないが、ガチでめでたかったら不二家ではない。正直そんな気持ちはあります。
不二家の創業はずいぶん昔で1910年、明治43年です。Wikipediaより。
そこで日本初のクリスマスケーキを販売したのですね。
1922年にいわゆるショートケーキを販売し、そのクリスマスケーキのイメージが現代まで続いているのは驚きです。
そりゃもう当時は売れたことでしょう。
しかし時代を経ると他の個性を持ったケーキ屋さんも出てくる訳で、日本中に広まり大衆的なイメージがついたケーキは逆に不利な側面も出てきたと考えられます。
2008年に山崎製パンの子会社になったのですね。
そんな中、2021年3月の今、イオングループの小型店舗「まいばすけっと」で不二家のケーキを見つけました。
198円(税別)です。
なるほどこれは、特にめでたいこともないけどケーキを食べたい欲をお手軽に満たす需要をとらえてきたと。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、現在地店頭にある4種類をいただきましたので感想を書きます。
- ティラミスケーキ
そういえばティラミスを別にイタリアで食べたことも有名店で食べたこともないけれど、私の知っているティラミスの味がしませんでした。私が知っているティラミスは、コーヒーがタプタプしてチーズの風味がありました。このティラミスにはコーヒーもチーズの風味もなく、もちろん湿り気もありません。輸送の都合からドライなタイプにしたとしても、風味のほうをもう少しなんとかできなかったのか。これではクリスマスのときにお子さまに用意するシャンメリーです。すなわち形だけそれっぽくしたということです。あ、クリスマスつながりの喩えをしちゃった。
- チョコケーキ
とてもバナナが合います。一般的なチョコ味のスポンジケーキと一般的なチョコクリームの味です。濃厚ではなく、スーパーで売っている袋菓子の延長といったところです。フォークで食べるケーキの姿で現れたことに意義があります。特筆すべきはバナナがよく合ったことです。
- ショートケーキ
勝手なイメージでクリームがミルキー風味であることを期待しましたが、そんなことはありませんでした。実に、昭和生まれの日本人の頭の中にあるショートケーキそのもの味でした。クリームが格別にクリーミーであることもなく、スポンジは普通のスポンジケーキで、結果として普通においしい。それが2021年の今、ケーキ屋の閉店時間を気にすることもなく(まいばすけっとは24時間営業までは行きませんが夜遅くまで開いています)、200円ぐらいで食卓に置けることに意義があります。クラシカルなケーキを日常でいただける現代の幸せを噛みしめるべきです。
- ミルクレープ
これも勝手にミルキー風味のクリームを期待しましたが、そうではありませんでした。ただ、上記3種類に比べてクリームの占める割合が多いような気がして、クリームたっぷりのケーキ食べたい欲求には最も合致しました。リピートの可能性が最も高い一品です。
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そういえば山崎製パンでも別の製品としてスーパーでケーキを売っていますね。しかし問題は、2個入りなことです。いくらケーキを食べたくても重複となると躊躇します(はい、1人で食べる前提です)。
ここに来て1個スタンドアロンなケーキ販売は実に嬉しいことです。
包装も工夫されていて、他の食品と一緒に袋に入れて横倒しになっても崩れません。
欲を言えば、クリーム部分がミルキー風味にならないかなあ。
ポテチチーズ戦争か?食べてみた
気がついたらチーズ味のポテチを多く見かけるようになりましたので、食べたものを書いておきます。
食べた順に載せます。
- 湖池屋cheese STRONG
スモークの香りが強く、ギュギュっと濃くてアメリカンな感じです。あとからカマンベール的なふわっとした香りが追いかけてきました。塩辛さとペッパーも手伝い、ジャンクな気分を盛り上げます。
パッケージからはとろけるチーズが付いていると思うがさにあらず。見た目はプレーンのポテチと同じでした。しかしそのスリムなチップには秘めた肉肉しさがありました。スモーキーなベーコン風味が全面に出て、カルボナーラはスモーキーなベーコンを包む緩衝の役割を果たしているのかもしれません。カルボナーラかどうかは置いておいて、実にジャンクな味でした。
- Calbee ピザポテト クアトロチーズ味 (ハニーチーズフレーク)
これまでのピザポテトの ジャンクな味とは一線を画し、スンッとお上品になっています。ピザソースがなく、チーズのみがポテトに乗って、それがほんのりハニー風味だからです。ハンバーガーを食べに来たら真鯛のソテーだった感じです。冷えた街を眺めながらストーブのある暖かい部屋で食べたい。
- 湖池屋 チーズムーチョ フレッシュチーズ味
ムーチョというほどのチーズ成分は感じられませんでした。むしろフレンチサラダもしくはフレンチビネガー味にチーズをサッとかけたもの近い。いやあれだ、もしかしてサワークリームオニオンじゃないですか。チーズムーチョの系列で他の味も出るのでしょうか?そのときはさらなるムーチョ(冗長)を期待します。
以上が今シーズンでこれまで捕獲したチーズ味のポテチとなります。
続報あり次第またお知らせする所存です。