読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

台湾。九份に行ってきたよ。せっかくだから写真は載せとくよ

台湾の九份は、今はあらゆるガイドブックに載っている観光名所です。

ベタ過ぎるからスルーの選択肢もあったのですが、せっかく台湾に行ったんだから一度くらいは見ておくべ、と行って参りました。

 

九份の概要: 今は使われなくなった台北近郊の鉱山街で、ノスタルジックが街並みと急坂が映えるスポットである。

 

諸般の事情から土曜日に行くこととなりましたが、たぶん一番混む曜日だと思います。

細い路地に人がひしめき、日本人、韓国人、中国語を話す人のほかに西洋人も多く見ました。

 

夕闇に浮かぶ赤い提灯の美しさは捉えられたのでよかったです。


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急階段は上から下へ降りる形になったのですが、これが長い。

思ったより長く下って行くので、地の底まで続いているのかと期待してしまうほどでした。

この赤い灯に導かれて地の底へ行くのなら悪くないと、バス停や位置の確認などガン無視して降り続けました。


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まあ結局、階段を降りた先にもバス停があったんですけどね。

 

九份は土産物屋が多く、あとはカフェのような店が目に付きましたが、小腹が減っていたのでフツーのご飯屋さんで魯肉飯をいただきました。


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美味いよ。

値段もそんな、観光地のぼったくりではない。

1杯40元(同日レートで190円)、大きな肉塊ではなく脂のそぼろタイプですが、甘辛とろーり脂をかけたご飯の美味しいこと。

観光地で、行列も無い店でサッと出てきてこの美味さが台湾の実力なのだろうと感心しました。

せっかくなので付け合せスープもいただきます。

魚丸湯って、漢字そのままね。


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大粒のまん丸の魚団子がですね、しかしなんと中身が3種類もあって楽しませてくれました。

白いすり身の外ガワの中に、お肉入りのと、イカのすり身入りと、あと外側から椎茸入り肉団子と。


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ほんのりセロリのみじん切りが入った塩味スープでいただけます。

 

あと、その近くの店で、厚揚げに肉を挟んで煮込んだものにチリソースをかけたやつをいただきました。


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ビールがあればテキメンに飲み暮らす美味しさなのですが、台湾ではこういう大衆料理店には無いのです。

 

よく分からんので、長テーブルの相席になった人の皿を指して「これ」って頼んだらセットだったの。

また魚丸湯も来ちゃったよ。

それと春雨のお皿。


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これが予想外に美味しかったです。

胃に染みるというか。

見たとおり、塩味スープにゆったり浸かった春雨に辛い肉味噌をかけたものであって日本人にも普通に味の予想がつくものなのですが、何か美味しい。喉ごしが良いです。

日本はまだ春雨のポテンシャルを生かし切っていない、そんな気すらしました。

 

あとは、せっかく行って撮った写真を載せときます。

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この海は東シナ海、いや呼称はあれか、まあそういう、超ざっくり沖縄のほうに続く海です。


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斜面の街イェイ。


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提灯広場もあったよ。

 

帰りはバス停に人がたくさんいますが、山を降りる方向のバスに乗ればいずれ帰れる場所に着くと思います。

立ち乗りの人は最寄りの瑞芳駅までね、シートに座れた人は一気に台北まで行けるよ、というのが多い気がします。

運転手さんも慣れたもので、乗るときに「どこまで?」と尋ねるので駅名や地名を言えば、このバスで良いか判断してくれます。

 

電車もバスも土曜日は激混みでした。

できればそれ以外の日に尋ねるのがよさそうです。

 

実は九份の前に、さらに奥地の金瓜石という場所も訪ねたのですが、そのレポートは別途書く予定です。