横須賀で斜面の散歩とカレースイーツ
横須賀の、海ではなく山の方面は、住宅地なのにトレイル的なアップダウンがあるので、私に大人気のエリアです。
2018年9月下旬の休日は、京急線の安針塚駅からスタートしました。
駅を降りてザクザクと坂を登ると、公園があり、小高い塚があります。
かなり立派な墳墓と言えます。
ここに祀られている三浦按針は、この先日の伊東の回でも登場しましたが、関ヶ原の戦いの半年前に日本に漂着し、徳川家康に仕えた人です。
家康「太平洋を渡って来たんだから、帆船を作れるよね?」
三浦按針「(いや自分は航海士であって造船はほとんど知らないんだけど、断ったら日本に居場所が無くなるのか)・・・はい」
という訳で伊東で何とか帆船を完成させ、その功績で三浦半島の横須賀近くに領地を貰った三浦按針なのでした。
散々苦労して造った帆船ですが、時代を経て横須賀の海に浮かんでいるイカツい鉄鋼の船を見ると、感慨深いですね。
この辺りの話が好きすぎてつい語ってしまうのですが、本日は宅地トレイルの話です。
ヒガンバナ咲く斜面をくねくねと登ったり下ったり。
何の気なしに歩いたら萎えそうな坂だらけですが、これをトレイルと捉えれば楽しみは倍増です。
ほとんど壁とも言える斜面を、斜めに横切る階段でもって克服します。
各種インフラのパイプラインも複雑なのかなと想像しつつ
様々なマンホールの蓋が一気に見られるのも醍醐味かもしれません。
一通り散歩した後の休憩場所としてまず、はまゆう公園を目指したのですが、着いたら南向きの断崖の下に遊具場とグランドがある構造で、この日は爽やかな風が全く来ませんでした。残念。
それならばと頑張って、その先の不入斗(いりやまず)公園まで辿り着いたのですが、ここは体育館とグランドの施設であって、ふらりと来た人が休憩で涼む場所が全くない。残念。
水・・・水・・・とフラフラになって、再び山から海へ向かい、なんとか「中央公園」でポカリスエットを飲みました。
ここも、芝生と木陰のベンチでそよ風に吹かれながらという私のイメージには合致せず、コンクリートばかりだったのですが、元々は演習砲台だったのですね。
そんな横須賀の坂を下り、市街地に入ればグルメタイムです。
横須賀カレーソフトですって。
京急横須賀中央駅近くの、横須賀海軍カレー本舗というお店で食べました。
ご家庭のカレールウのフレークに近い風味です。その風味が普通のソフトクリームに乗っかっている。
普通に最後まで食べられますが、別段美味しくもない。
カレーという違和感が最後まで慣れること無く続きます。
あとは、同じ店でカレーカステラを買ってみたよ。
予想以上に濃いカレー風味。
そのカレー風味は、チキンや各種野菜をじっくり煮込んだ美味しそうな風味です。
しかし、舌で感じるのは甘いカステラ。
どこに力を入れているのか。
ソフトクリームよりも強烈な違和感が最後まで続きます。
不味くは無いのだが、カステラを食べ終わったあと、普通のカレーが無性に食べたくなりました。
あと、カレーマドレーヌ。
こちらは、カレーカステラを食べた後だったせいか、インパクトは小さかったです。
普通のマドレーヌに、ふんわりとカレーの風味が漂うイメージで、普通にいただけました。
9月下旬の連休で、どぶ板通りのハンバーガー屋が軒並み行列だったので素通りし、汐入駅の近くに来たら、インドカレー屋がありました。
この横須賀カレーの世界に、よくインドカレーで殴り込んだな。
と気になりつつ、次回の課題としました。
ところで、私はなぜ斜面の住宅地が好きなのかを考えました。
・重力から開放されている雰囲気があり、ファンタジー感がある。
・私が生まれ育った東北では、わざわざ斜面に家を建てる必要がなく、家は平地にあった。斜面はすなわち森だった。
そんなことを考えた連休でした。