宇和島ノスタルジー、そして魚たち
前回と同じことを言いますが、宇和島の人々は、みかん畑の斜面に暮らしているイメージを持っていました。
意外と平地が多かったことは前回のレポートのとおりです。
ところで、瀬戸内海に面した街というのは、海運が主役であった時代に栄えた所が多いでしょう。
ここ数十年でできた新幹線や高速道路によって、海に寄りすぎていたり通路から外れることで人口が減った街は多いと思います。
宇和島はその中で、四国の西のポケットで巷の雑音から護られた自然地理的な要塞のような、そんなイメージも持っていました。
電車の終着点であります。
ここから海沿いの南へは、電車がありません。
電車もここでゆっくり休むのでしょうか。
時間が前後しますが、朝の海です。
潮の匂いぶんぶん。
路地
路地
さて、お待ちかね(?)の食事です。
お・さ・し・み
やはり白身の鯛とハマチが美味しいかったです。
身が引き締まって弾力があるのに脂が乗っています。これです、瀬戸内の魚は。
大分で関アジ・関サバが有名になりましたが、海峡を隔てただけの宇和島にも同じ魚が上がります。上陸地点が異なることから、名前が違うだけなのです。
それはもう、ぜひここで食べるべきです。
温野菜+生野菜サラダには、柑橘系のドレッシングが程よくかかって美味しい。
柑橘系×白身魚は瀬戸内地方から九州(北部?)にかけて特徴的な取り合わせだと思うのですが、何故こうも美味しくお互いを引き立てるのでしょう。
共進化ってやつかしら。
そういえば、2つの素材を調理時に掛け合わせるのではなく、エサから柑橘系にして臭みを消したり鮮度を保つ養殖魚も数年前から開発が盛んですね。
下の写真はまた別のお店、回転寿司屋なのですが、しっかりした鯛を炙ったやつ、そりゃあ良いでしょう。
こちらは、「ぜんご鰺」というものでした。地物っぽい感じを出しています。
ぷりっぷりなのにジュワッていうハマチですよ。
もうね、言ってしまいますけど、東京に帰ってからしばらくの間、たとえ半額でもお寿司を買いませんでしたからね。
しばらくしてから買ったけど。
では最後に、私が想像していた宇和島に近いイメージのショットをお送りします。
みかんと海に囲まれた街は、宇和島城から見ることができます。