平成最後の真鶴(まなづる)散歩、海と山と住宅と
公開が平成に間に合いませんでしたが、2019年4月28日、湯河原駅から徒歩で隣の真鶴駅へ、さらにそこから真鶴半島を1周した様子をお伝えします。
前回の記事の湯河原散歩と同じ日で、続きっちゃ続きですが記事としては独立しています。
犬が枝を拾ってきてご主人に見せびらかすのと似ていて、「見て見て、とにかく見て」という気持ちでございます。
湯河原の温泉街は川を遡って山中の風情がありますが、市街地は意外と平坦で道がまっすぐでした。
川!海!橋!人!車!
終わりゆく平成にそれぞれが海岸沿いを行き交います。
海岸沿いの幹線道路を辿れば湯河原から真鶴まで素直に着くらしいのですが、この日はやや山沿いの道を選びました。
海から山への斜面にある神社とか
海を向いている墓地、憧れるんですが、ほしいんですが。
海を撮っていたら犬の散歩をしている貴婦人に「こんにちは」とご挨拶されました。
地元の人だと思ったそうです。
たしかに、湯河原と真鶴の間の山側のジグザグ道を歩く観光客なんて滅多にいませんからね。
しかもGパンにTシャツの軽装で、バッグも小さいし・・・湯河原でクッキー買いすぎてパンパンだけど。
こういう所で暮らせるものなら暮らしたいですよ。
そんなこんなで真鶴駅前をかすめて、半島へ突入です。
ヤバいよ真鶴半島。
景色が好きすぎて脳みそから変な汁が出ている気がします。
癒しを通り越して「フォォォォ」ってなりましたね。
階段からダイブしたい。
家ェェェェ、の向こうは海ィィィィ
さらに奥さん、半島の先のほうにはトレイルまであるんです。
落ち葉や土を踏みしめるトレイルからの、荒磯の波打ち際コースもございます。
岬の突端の先がこちら、三ツ石と呼ばれる名所でございます。
海から階段を上がる途中にあるカフェでコーヒーなんかもいただけます。
階段を上がりきった建屋ではソフトクリームもあるのですが、この日はギリギリで閉店していました。16時なのか。残念。
からの、半島の突端から付け根に戻るべく、さらに歩きに歩きます。
新緑を浴びまくる。
行きは斜面の上から漁港を見たのですが、帰りは港から坂を見上げました。
気の済むまで歩き尽くした一日でした。
尚、真鶴は観光には素っ気なくて、「これが名物だ」というグルメもなく、干物でも買って行けば?というノリで、駅前の土産屋は1軒も見つかりませんでした。
しかし真鶴半島1周で8~9kmほど、トレイルあり荒磯あり港あり、令和になっても引き続き秘蔵(?)の散歩場所です。
湯河原で平成最後の散歩三昧
元号変わって令和になってしまいましたが、少しだけ戻って平成の話をします。
2019年4月28日(日)晴れ、横浜から東海道線に乗って1時間ちょっとで湯河原へ行って参りました。
もともと湯河原付近を治めていた一族で、源平合戦で頼朝や義経と協力してけっこう活躍した武将です。知名度はあまり無いけど(失礼)、この名前を覚えておくと平家物語の小説にもたまに登場して活躍のほどが垣間見られます。
駅からのどかな道を歩いて3kmほどで、万葉公園に着きます。
公園内の風情ある小路を小川沿いに奥まで歩くと、300円で入れる足湯があるのです。
話の種にサクッと入っとくかと軽い気持ちで足を入れたらもう、足湯の浴槽が大小10箇所ほどあるのですが、全部入りたくなりました。
連休中でしたが行列は無く、どの足湯にもほどほどに人がいて、実に丁度良い。
それぞれの浴槽に効能を説明する看板が立っていて、全部異なる効能なのですが、それはおそらく底の石の大きさや配列によるものです。
縁に腰掛けて底の石をフミフミすると気持ち良い。
たいてい足裏の刺激は痛くなってしまう方なのですが、縁に腰掛けているので自分で力を調整できます。これは良い。
肌荒れや肝臓の調子、便秘など、本当かどうかは分かりませんが、何しろ足湯なので効能の看板を読みながらカップルやファミリーでも話が弾んでいました。
さて、方向的には湯河原駅のほうへ戻ります。
ねこさん
ねこさん
ねこさん
ツツジもぼちぼちシーズンです。
街角
川沿いの歩道は芝生の上に座れる石が点々と置いてあるとか、湯河原の癒しを感じさせます。
駅の近くにTivoli(ちぼり)というお菓子工場があり、プチ工場見学ができるうえに様々なお菓子を買えてしまいます。
試食がことごとく美味しくて複数買ってしまいました。
この後もしばらく散歩は続くのに、つい荷物を増やしてしまいました。
芳醇で香ばしいバターの香り、スゾゾゾと口の中で解ける食感、小袋や小箱にプチ焼菓子が詰まっているのを見逃すことができなかったのよ。
小袋詰め合わせが380円ぐらいよ(うろ覚え)。買っちゃうでしょ?
さてこの後、隣の真鶴(まなづる)駅まで歩いてから更に真鶴半島を1周するのですが、別の回にしましょう。
癒しポイントが多すぎてまともに歩けませんでした。歩いたけど。
神奈川県大和市 引地川の桜を見に行ったらパンを食べて図書館に寄っていた
引地川の千本桜の桜並木、遅くなったけど見に行ってみるかなとこの週末に向かったのが大和市です。
大和駅は、横浜駅から相鉄線で海老名へ向かうと、海老名の手前にあるイメージです。
南北に流れる引地川に並行するように小田急江ノ島線も通っています。
毎度ざっくりですみません。
引地川へ向かう途中でパン屋を見つけてしまい、突発的にパン祭りが自分の中で発生したので、主にパンについてレポートいたします。
店名が「こむぎの森ブンブン」て、わたくしのブログでもたまに穀物の風味が豊かなことをブンブンと表現していたので、小麦をフィーチャーしたパン屋さんかと入店したところ、予想とは少し違う世界がありました。
●コーンバター
試食したとき「今何を食べたんだっけ?」と思ったほどにそれはまるでシチューのようでした。いやコーンを練りこんだだけのパン生地のはずなんだけど、バターとコーンの風味が濃くて生地全体がルウみたいな、ちょっと驚きのパンを桜の下で頂きました。
●クロワッサンピザ
「バカの食いもんだな!」とカミナリ(漫才師)にしばかれたいような、クロワッサン生地の上にピザです。レンジで温めたらジュージューいいますよねそりゃね。具材はトマトとブロッコリー、そしてバジルペーストとチーズです。味は見た目のとおりですが、トマトの酸味が効いていて美味しかったです。
フォークとナイフでいただきました。私は正しいはず。
●野菜畑(根菜チーズパン)
ハッスルしてピザ系を2個買ってしまいました。こちらはレンコン、ナス、シメジ、ブロッコリーが乗り、構造的には普通の具材チーズ乗せパンだけど、甘辛い味付けの根菜類がたくさん乗っていたのが良かったです。パン生地は普通の味。
●くるみピーナツ
写真はカバンに入れて潰れたあとです。すみません。お店にあったときは元気だったんですよ、クリームの部分は絞りたての丸みがありました。
普通クルミパンは他の具材を持たないものですが、ピーナツクリームを挟んでナッツの相乗にしてしまうとは。
食べると早速ナッツの歯ごたえがして、ピーナッツをメインとした濃いめポップなハーモニーがありました。
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という訳で、このお店のパンを漢字で表現すると「剰」です。
ノーマルなパンに何かを掛け合わせて濃厚にしてきます。
さて、お散歩の引地川、2019年4月13日の時点では散り際で、人出はまばらでした。
川沿いの桜並木の下、土の散歩道を人混みなく数km歩けて気持ち良かったです。
ただ、この川沿いの桜並木は護岸工事のため次第に伐採される予定とのことで、今の状態はいつか無くなってしまうようです。
淋しいことではありますが、伐採後にはまた桜を植える予定とされています。
そんな大和市、市立図書館も面白いんですよね。
シリウス図書館という名称で、全体的にカフェのような雰囲気です。広いフロアで本を読み放題のカフェなんて夢のような場所です。
あ、実際に飲食できるエリアは限られていますが、飲食なしでゆったり過ごせる席が多いです。
訪ねてみると「住みたい」と思わせる要素がある自治体でした。
あ、パンもね、タルタルソースたっぷり白身フライサンドとか、まだまだたくさん濃いメンツがいたので、気になることしきりです。
埼玉の草、おいしい
前代未聞の埼玉Disり映画『翔んで埼玉』は、東京都に虐げられた埼玉県民が平等な人権を勝ち取るべく戦う物語です。
序盤のセリフ「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」は全国に轟きました。
さて現在の埼玉は一体どういうことになっているのかと潜入したところ、ほとんど横浜と変わりありませんでした。
草を除いては。
この日に訪ねたのは、小川町という埼玉県中部、比企郡の町です。川越と寄居の間にあります。
交通網のイメージだと埼玉県西部になるのですが、秩父が西部という観点からすると中部になるようです。
ちなみに、しまむら発祥の地でもあるそうです。Wikipediaより。
そんな小川町、東武東上線小川町駅の周囲は正直、個人商店のシャッターが開いたり開いていなかったりなのですが、
2kmほど離れた道の駅「おがわまち」にはめくるめく地物野菜がありました。
のらぼう菜、ファミリーサイズの袋にぎっしり入って120円!
のらぼう菜とは、主に埼玉県中部で栽培されるアブラナ科の野菜である。
肉やツナなどと油でガっと炒めると美味しい。
いきなり興奮してカゴにインです。
他にもカラシ菜、カキ菜など、青い菜っぱのお野菜が目白押しです。
葉ニンニクやパクチーまであるでよ。
横浜のスーパーでは、このローカル葉っぱバリエーションがほとんど見られないのです。
大した距離ではないのに、東京を挟んでこの差は何なのでしょうか。
横浜にはモヤシとキャベツばかりじゃないの。
横浜の青菜といえばほうれん草、小松菜、チンゲン菜そしてニラ。
彼らに罪は無いけれど、豊かな草の選択肢が不足していることを訴えたい。
横浜にも草を。
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以上が本日の議題です。
以下はおまけです。
同じ道の駅で買った、アピオス(アメリカほど芋)、これも衝撃でした。
親指の先ぐらいの芋、道の駅で丸ごと試食ができて、おっかなびっくり食べてみると、ジャガイモと里芋の中間ぐらいの食感で甘みが少しありました。
皮も剥かずに1個ずつサクサク食べられる芋って何・・・?!
購入して家で齧ったところ、道の駅の試食は茹でたものだったことが分かりました。
生のアピオスは、生の栗の実みたいでした。
道の駅の芋類はこの他に、キクイモ、タロイモなどがあった気がします。
とにかく、埼玉では根も葉もある、地物の野菜が食べられるのです。
道の駅で、おやきも食べてみたよ。
長野のおやきと少し異なり、埼玉のはガワがふっくらしていて餡まんに近いものでした。
のらぼう菜のおやき、トゥルトゥルに柔らかくて甘辛でした。
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では最後に繰り返します。埼玉県民には生意気だと言われるかもしれませんが、
横浜にも草を!
本日のレポートは以上です。
横浜で桜の直前の花々を貼る日記
昔は押し花なんてのがあって、摘んだ花を愛でたりしたものです。あ、今でもありますね。
ところが最近、ブログなんてものがあって、デジカメなんてものがあって、ちょっと気に入った色あいや佇まいの記録をペタペタと貼り付けることができるのです。
なんて便利な世の中でしょう。
ところで、4年ほど使ってきたデジカメが故障してしまい、新しいカメラを買いました。
土曜日に買って日曜日にさっそく初散歩です。
前のカメラが故障した直後、安いカメラで事足りるのではと1万円ほどのを買ったところ、ピントが合わないという落とし穴がありまして、急ぎ追加で買ったのが今回の3万円ほどのものになります。
なるほど1万円カメラの仕様を確認したところ、50cm以上の距離が必要と書いてありました。
1万円損したという心の傷を抱えながら歩きます。
横浜のこういう、斜面に家が貼り付いたり重なったりしている風景が好きです。
あと、別に横浜じゃなくてもいいけど地上に届いていない外階段も好き
我らが(?)大岡川の桜の蕾はポフッと膨らみ、次の週末には開くかな、といったところです。
モクレンは桜の前に咲いて、せっかちな人々に写真を撮らせてくれます。
こちら、山手の坂の途中のモクレン。
山手の坂の上、気象台前のモクレンは桃色でした。
沸き立つ海のような白い花は、外交官の家の庭からの眺めです。
さて本日のお食事は、みなとみらいワールドポーターズのサイゼリヤにて、新メニューのナポリジェノベーゼです。
玉ねぎ1個分入っているという優しい甘みと、そこそこしっかり入っている牛肉片がポイントです。
私がイメージするナポリともジェノバとも違いましたが、新メニューとしてはアリです。
粉チーズが引き立ち、美味しい。
牛肉をフィーチャーするのも、ステーキ以外サイゼリヤとしては珍しいですね。
この日は白ワインと共にいただきましたが、赤ワインもいけるでしょう。
春の景色とお食事、ごちそうさまでした。