袋ラーメン 塩味 食べ比べ
3月に入りまして、三寒四温というのでしょうか、いずれ春が進んでいる感触のある今日このごろでございます。
塩で行きましょう。
「若者の袋ラーメン離れ」と言われているらしいのですが、買って食べてみたらけっこう美味しくて便利です。
カップラーメンと袋ラーメンの違いは、ほとんど具材を自由に乗せられるか否かです。
また、冷凍・冷蔵麺との違いは常温で長期保存できることですね。
塩味は特に、野菜を麺と一緒に煮込んでタンメン風にすると嬉しくなります。
では早速
■マルちゃん正麺 旨塩味
店頭バラ売り実売価格: 98円ぐらい
348kcal
ノンフライ麺が滑らかで、お店で食べられるラーメンに近づけようという意思が感じられます。
スープは原液からたっぷりで、肉、魚介、野菜の合わせ風味かな、こちらもお店の麺に近づく本格派です。脂も存分に入って、総合的に安定した塩味のホッとする仕上がりになっています。
ブランドのホームページが素敵でした。茹で方のコツとアレンジレシピもあるでよ。
■サッポロ一番 塩らーめん
店頭バラ売り実売価格: 98円ぐらい
455kcal
こちらはインスタントラーメンっぽさを色濃く残したフライ麺。
スープは粉のみで、これがまたインスタントっぽい味を後押しします。
個人的には30年ほど前に母親がサッと作ったお昼のラーメンを思い出し懐かしくなる味です。
「この一手間がアイラブユー」って、聞き流していましたがなるほど袋ラーメンの特徴を凝縮していたのですね。
■日清ラ王 柚子しお
店頭バラ売り実売価格: 98円ぐらい
309kcal
従来のインスタントっぽさからは脱却し、かといってお店のラーメンに近づけるでもなく、独自路線です。
ノンフライ麺が全粒粉になり、小麦のふくよかな風味と香ばしさを味わえます。スープはゆず風味の付いた鰹節の塩味でインスタントながら上品です。
個人的にはこれが好みです。
■明星 中華三昧
店頭バラ売り実売価格: 138円くらい
288kcal
上の3つに比べると、価格帯が1つ飛び出ている高級路線です。
ノンフライ麺の滑らかさを極めていて、弾力もあります。舌触りからのどこしが気持ち良い。塩スープは海鮮ホタテ風味ということでじんわり優しく、粒ゴマの風味もきいています。塩味は実にホッとして脱力する味です。
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今期のNHKの朝ドラ『まんぷく』でテーマになった即席ラーメンですが、発明されてから年月を経て、どんどん美味しくなっています。
これからどう進化するのか、あるいは袋ラーメンの形態から新しい何かになって行くのか、興味は尽きません。
犬山城と城下町はインスタの構えで
名古屋駅から北のほう、岐阜方面へ向かうと木曽川が東西に流れていて、それが県境になっています。
名古屋から北にあり、岐阜市へ直接向かうルートからも外れるため、関東に住んでいたらわざわざ行く機会はなかなか無さそうです。
ところがいざ行ってみたら、犬山そのものを目指して来たような人々に大量に遭遇しました。外国からの人々も大勢いたのです。
江戸時代から現存する天守が残る、国宝です。
なるほどさすが、木曽川のキワキワに建ち、最上階の欄干から見下ろす直下は木曽川の水でした。
そんな犬山の城下町が面白いことになっていました。
確実にインスタ映えするデコレーション団子に長い行列ができていました。
すみません、人が購入したものを眺めていたのですが、写真を撮らせてほしいとは言えず、かといって並んでまで団子を食べる気分でもなかったため、写真なしです。
文章で説明すると、串に刺した白玉団子のうえに、モンブラン的にカラフルなあんを絞り、その上からカラフルポップな飾りを乗せたりしたものでした。
どうやら犬山は正面からインスタ映えを狙う作戦に出たようです。
私がついつい頼んでしまったのがこちら、クラフトビール飲み比べセットと串カプレーゼでございます。
飲み比べセットって、映えるよねー。
さらに映える串カプレーゼで効果倍増だよねー。
ちなみに串カプレーゼとは犬山オリジナルで、名物の串田楽を起源とする「串物の街」のコンセプトに沿ったものだそうです。
あと、ビールは別に犬山とか愛知県のものではなく、こちらの地元横浜でした。まあ、映えをテーマにしているのですね、うん。
このインスタ映え食ストリートは、渋い国宝の犬山城とは対照的ですが、なるほど日本の伝統的建造物を見ると同時にラブリーポップなインスタ映えグルメもいただけて、外国人にも美味しいのでしょう。
新しい街づくりの記事を見つけました。
http:// https://news.yahoo.co.jp/byline/otaketoshiyuki/20180131-00081116/
この記事に、映えるインスタ団子の写真もあり、私が感じた犬山の機運の理由もバッチリ書いてありました。
名古屋や東海道という大動脈から少し外れたポケットのような街が今、面白くなっているのを思いがけず見てきた休日でした。
梅味ポテチ 食べくらべ 2019
近ごろ、梅味ポテトチップスの新発売が目に付いたので、食べ比べてみました。
写真左からいきます。
⚫湖池屋STRONGシリーズ
やや厚切りギザギザチップスに強めのフレーバーを付けたシリーズで、私はサワークリームオニオン味に普段からお世話になっているシリーズです。
今回の梅味ですが、強い。
さすがストロングを名乗るだけあります。
色も梅というかほとんど茶色です。
酸っぱさが凝縮しています。
刺激のある味って、苦痛と紙一重のところがあるじゃないですか。
いやー強い。
⚫湖池屋すっぱムーチョシリーズ
同じ湖池屋の「すっぱムーチョ」シリーズからも梅が出ています。
こちらはだいぶ優しい味で、甘みを感じます。色味も優しげでございます。
もともと「カラムーチョ」がオリジナル製品で、派生したのが姉妹品(ヒーヒーおばあちゃんというキャラもいました)のすっぱムーチョであり、刺激の強い味を一般に送り出したという意味で先進的だったのですが、ここに来てストロングシリーズにその座を譲ったのでしょうか。
ムーチョ界隈は年月を経てだいぶ角が取れた感があります。
さて、私の好みを正直に申し上げると、梅味は上記2つの中間ぐらいのが欲しいです。
ここで思い出したのは、およそ1年前に出回っていた湖池屋プライドポテトシリーズの南高梅であります。
湖池屋プライドポテトシリーズは、ポテトを旨味を引き出すべく湖池屋が仕掛けた、やや高級路線であります。
南高梅味はハマって、一度に3袋買ったりしました。
しかし残念ながら今年は見かけないのです。
湖池屋ホームページのラインナップにもありません。
去年の梅味はあまりウケなかったということでしょうか?
一般人には酸っぱすぎ、刺激ジャンキーには物足りなかったのでしょうか?
個人の好みとしては、ぜひ昨年のプライドポテトと同様の酸っぱさラインの復活を望みます。
⚫Calbee堅あげポテト
さて、残るはCalbeeの堅あげポテトシリーズですが、今回紹介した梅3つの中では最もバランスが良かったです。
鰹の風味も効いていて、堅あげの歯ごたえのうえに旨味たっぷりです。
テレビを観ながらつまんでいたら、いつの間にか無くなってしまいました。
という訳で、程よい酸味と旨味の効いたポテチを、口を開けてお待ちしております。
以上、ビールのお供にジャンクな話でした。
バレンタインデー?チョコレート贈答の現状について言いたい
チョコレートを、男性からあげたら女性の評価が爆上がりするのでは?
急にこのタイミングで頭に浮かんだことを整理します。
尚、当方の属性は40代・女性・独身です。
ここに書くことは他人の事情の勝手な想像です。
また、この記事で「男は」「女は」といった大雑把な表現があるかもしれませんが、「うちはそうではない」「LGBTである」「チョコが好きではない」という場合も大いにあると思います。その点はご了承ください。
さっそくですが、女性は、夫などの安定した関係の男性からバレンタインチョコをもらったら喜ぶと思います。
なお女性は、思いがけない男性から急に「あなただけに」とチョコを渡されたら、商売の女性でない限りは引くと思います。
ここが男女の非対称性であります。
さて、ここで多くの男性は思うでしょう、「女性が喜ぶチョコが分からない」と。
安心してください、私も有名高級ブランドはGODIVAしか分かりません。
女性にウケそうなチョコを得るには、デパ地下に行って行列に並べばいいです。
そういうのが面倒なんだって?
それではここで、スーパーや通販で気軽に買えて、かつ「ちょっと食べてみたいと思うけど、日常ではあまり買わないライン」を私のチョイスでお送りします。
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明治の高級ライン
これ、先日勤務先の後輩女子からもらったら美味しかったのでスーパーで買おうとしたら、価格と量のバランスが予想以上に厳しかったので取り止めたんですよ。
こういうのを人から貰えたら嬉しいですね。
ROYCEの何らかのチョコも、日常的に近くにないけどもらったら嬉しい。
リンツもええで。
リッタースポーツも、スポーツって名前付いてるけど美味しいよ。
以上、日常的に近くにないけどそこそこ廉価でかつ美味しいチョコのご紹介でした。
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さて、男性からチョコをあげる習慣が広まると、毎年面倒になると心配しますか?
きっと、みんなが面倒だと思えば徐々に廃れます。
ここ数年で、女性はこれまで面倒なチョコ選びをしていたことに気付いて自分のためのチョコを買う人が増えました。
男性だって、毎年いくつチョコがもらえるか受け身でヤキモキするなんてバカバカしくないですか?
贈るほうと贈られるほうが双方喜べば儲けものなのです。
毎回妻の好みに合わないお菓子をあげたら、じきに「もういいよ」となると思います。
あと、これまでの話とは少しズレますが、現状に対して言いたいことは、
「ホワイトデーにお返しをくれるならチョコください」。
なぜわざわざバレンタインデーに、自分が食べたかったものを他人に渡して、その見返りがチョコではないのか。
チョコ以外を返礼とする習慣は、お菓子業界の何らかの配慮ですか?
くれるんだったらホワイトデーにも黒いチョコが欲しい。
以上の私の考えに対して、男女両方から様々な意見を聞いてみたいです。
ところでわたくしの現在は、この記事の中盤で登場した後輩女子に追いかけられ気味です。なんだこりゃ。
小田原の一夜城に行ったらスイーツもりもり食べた
小田原から車で箱根を越えようとすると、不意にスイーツの看板が見えることがありました。
ん?一夜城で?パティシエ?
気になっていた場所についに行くことができました。
そこは楽園のような史跡のような、というか実際城跡と店の敷地が隣合っている不思議な場所でした。
小田原の街を見下ろせる小高い山に、一夜城とか石垣山城と呼ばれる城跡があり、小田原城の北条氏を攻めるために秀吉が築いた砦なのですね。
その城跡の隣に広い駐車場があり、駐車場はお店の敷地なのですが、城跡見学でもそこに停めることができ(特に禁止事項が書いていない)、というか城跡が主な目的でも、スイーツ買っちゃいますわな!
という流れがありました。
せっかく来たんだから、持ち帰りのできるクッキーぐらい買ってみよう。
おや、パンも美味しそうだから買っとこう。
レジを待つ間にショーケースのケーキを眺めることになり、辛抱たまらん。
→ケーキまで買ってしまい、お店の前のテーブルでいただきました。
我が人生に一片の悔いなし。
写真左手がモンブランになります。
もはやモンブランの原義「白い山」の跡形も無く、硬い溶岩が突出している地形のようですが、完全に美味しかった。
栗ペーストの下には洋酒の香る甘さ控えめな白いクリーム、そしてその中にマロングラッセがゴロッと埋まっています。
そして土台がまた、1つの独立したお菓子にもできそうな洋酒香るしっとりタルト生地に、これまたマロングラッセが惜しみなく入っているのですね。
これで500円台でした。
写真右はナッツのシューです。
ナッツがね、複数種類あるのですが、それぞれの味が濃いのです。
クリームはプラリネってやつで、茶色スイーツの香ばしくまったりした贅沢時間を過ごすこととなります。
こちらも500円台。
訪ねた日は小雨がちの曇りだったのですが、小田原の街と相模湾を見下ろしながらパティシエの至福スイーツがいただける訳です。
他の紹介は巻きになってしまいますご、彩ゆたかな野菜が乗ったカレーパンは、ルウが本気の香辛料でたっぷり入っていたし、キッシュはキノコの食感と風味に満ちていたし、袋入りのお土産スイーツもそりゃあ隙間なく美味しかったです。
敷地には小さな畑と、パティシエ鎧塚氏の妻であった川島なお美さんの碑がありました。
死期が近づいた川島なお美さんが残したと思われる言葉が刻まれていて、読むと泣けちゃうのでここには書きませんが、相模湾を見ながら泣けます。
何故このような場所にお店を開いたのか調べたら、小田原市の記事がありました。
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/mobile/2014/2011kouhou/20111101/01-4.html
地域とともに店があるのですね。
一夜城を見に行き、怒涛のスイーツ攻勢に吹き飛ばされたお散歩旅でした。