夜10時半、仕事で遅くなったのでスーパーで安くなっているやつを適当に買って夕飯にしようと思ってたのに
残っていたのは、あわび1個でした。
初めてスーパーで4割引で売っているのを見たので好奇心から購入しました。
体長5cmほどの小ぶりなあわびです。
特に匂いはしません。
貝から身を剥がそうとしたら、非常にしっかりと付いていました。
5分ほど素手で格闘して剥がしましたが、身の一部は殻の側に残り、包丁でも取れませんでした。
よく分からないけど口に入れようとしたら、
う、動いてるー？！
たまたまかと思いたかったのですが、箸で突っつくのに大きく反応するので、
生きてるー！！
生きたまま口に入れるとか無理です。
しばらく様子を見ながら息絶えるのを待っていたのですが、生きている。
時間が無いので、恐る恐る切りました。
心の中で「ギャーーー」と叫びました。
ごめんね、ごめんね。
トホホな気持ちで食べたところ、なるほど世の中の人が「コリコリ」と表現する食感が分かりました。
触った感じはソフトですが、上下からの圧力で硬さを発揮する。
風味は海です。海水の匂いです。
それなりに美味しかったけれど、自分が手を下したという精神的ショックのほうが大きいです。
二度と殻付きの生あわびは買わないでしょう。
合掌
