横浜の5月を少しだけ
非常事態です。
そして休日です。
そして5月です。
2020年5月5日、なるべく粗なうちに朝早くに家を出て歩いて回って参りました。
今回、横浜山手~山下公園の写真を貼り付けて行くだけの記事になります。
山手イタリア山庭園は9:30開門ということで入れませんが、いいのです。
裏手の絶壁のバラを見るのです。
開花状況としてはタイミングがよかったようです。
なんと明るい色でしょう。
天まで輝くような5月です。
通行人ゼロでした。
そこから山手の尾根道を歩きます。
ポピーに似た花が最近道端のあちこちに見られます。
これはナガミヒナゲシという外来種のようで、繁殖しすぎているらしいのですが、絵にはなるんですよね・・・
元町公園の坂を下りて
アメリカ山公園へ。
こちらは朝6:00開門で、なんだか申し訳ない気持ちですが入ります。
お見事でございます。
向こうにベイブリッジか見えます。
別の方向にはマリンタワーが見えます。
そこから港の見える丘公園へ行ったのですが、新型コロナ対策で大部分が立ち入れませんでした。
柵の手前から人のいない公園をば。
ちょっと残念なような、安心したような、「ですよねー」という気持ちで外側から撮ってみます。
バラ庭園はこのとおりです。
無人の庭園。
入口に多少咲く花たち
マリンタワーと薔薇。
青空に映える。
山下公園もメイン花壇は封鎖です。
見える部分を撮る。
あのホテル ニューグランドがこんな風に見えます。人がいないショットは珍しいかも。
薔薇でなくても花は鮮やかです。
という訳で今回は気が済んだので、この辺りで失礼します。
ご覧いただきありがとうございました。
おこもりのお供・パスタソースの感想
Stay homeの日々にはパスタが頼もしいですね。
長期保存できて、かつ心が浮き立ちます。
スーパーやドラッグストアでは購入制限がある所もあるようでして、目の前にある商品をとりあえず少しずつ買いました。
わたくし、最初(20年ぐらい前)は乾麺に自作のソースというか具材をアレンジしていたのですが、いつしか冷凍パスタにハマり(2年ぐらい前)、その後でこの状況が来て(冷凍庫のキャパに限界があり)、改めて茹でたてのパスタの美味しさを認識する日々です。
下記に、入手できたパスタソースの、食べ比べとまでは行きませんが感想を書いてみます。
尚、今回は高級路線(例: 青の洞窟)ではない、1袋に2食ずつ入った簡易なソースを取り上げます。
というか高級路線はまだ買っておりません。いつか食べたい。
- キューピー あえるパスタソース 「バジル」
参考小売価格 200円 2袋入
思いがけず強い緑の風味です。心地よい青臭さに、持っていたジェノベーゼのイメージを覆されます。たしかに「ジェノベーゼ」とは言っていない。ジェノベーゼってコクがあるイメージでしたが、これは青い。かつオイル感もしっかりしています。コクだけに頼らず青さの風味も際立たせた新しい境地の一品。
- キューピー あえるパスタソース 「ツナマヨ」
参考小売価格 200円 2袋入
ツナマヨパスタは普段自分では作らないし、イタ飯屋で見かけたこともなかったけれど、商品棚で輝きを放っていました。実際のツナの固形はほとんど見当たらないけれど、しっかり風味がついていて、マヨの存在感もあり。和風ながらコクのあるパスタになります。
- S&B まぜるだけのスパゲッティソース 「生風味からし明太子」
希望小売価格 220円 2袋入
量が少ないかな?と思いきや、しっかりガッツリ海の味がします。明太子といえばこの風味というのが確実にあり、満足できます。きざみ海苔付き。あとは自分で青ネギを足すのもよい。
- マ・マー あえるだけパスタソース 「深味ミートソース」
実売価格 198円ぐらいだった。2袋入
深味と書いてあったので肉とデミグラス的な濃さを想像していたけれど、濃いのはトマトでした。ぎっちり酸味と風味あり、濃縮還元な感じです。固形の肉もそこそこ入っており、たしかに濃い感じはあるが、肉というよりはトマト系のパスタを念頭に置いたほうがよいでしょう。
以上、これまでに食べてみた感想でした。
今回、明太子に青ネギをかけた以外はアレンジを加えておりません。
こうして見ると、調味料系メーカーとしてキューピーとS&Bが存在感を示し、信頼感が厚いです。
パスタ系ブランドとしてマ・マーと、あとオーマイのソースも見つけました。
オーマイのはまだ試していないので、次回レポートできればと思います。
いつまでおこもりが続くのか、本日時点では不明ですが、パスタとともに彩りのある生活を送る所存です。
黒井城!
2020年4月、世界はいよいよ誰も体験したことの無い状況になっていますが、この記事は2020年2月前半に旅をしたことをもとにしたものです。
兵庫県丹波市の黒井城は、近年訪れる人が増えている、戦国時代好きやお城好きの人が要チェックの城だと聞いていました。
2020年4月、この記事を書いている現在、大河ドラマでは美濃と尾張の大名たちを行き来する段階の明智光秀ですが、やがて越前から織田信長の元へ、そして信長から丹波平定のミッションを請け負います。
丹波地方を攻略する光秀、大変だけど意気揚々だったんじゃないかなあ。
この黒井城は、丹波平定のハイライトとも言えるでしょう。
場所のイメージは、兵庫県と京都府の境目あたりで、瀬戸内海と日本海の真ん中です。
明智光秀に攻め込まれた城主は、「悪右衛門」と自ら名乗った赤井(荻野)直利。
丹波の赤鬼と呼ばれた武将です。
信長に丹波平定を命じられた明智光秀は、1575年に黒井城を攻めますが、一度敗退。
1979年、二度目の戦いのときには悪右衛門は既に病死しており、落城します。
信長の野望では彼は丹波地方のかなり強い武将の設定になっているらしいです。やったことないけど。
で、今回黒井城を訪ねたとき、かなり強い雨が降っていていて残念ながら山道を登って城跡まで行くことはできませんでした。
何か山の上に見えるのだけれども。
その代わり、登山口にはためく幟を見たのでした。
むむ、かっこいい
これは
福知山城で上映されていた紹介映像にも登場した赤井直正は、赤毛を振り乱して戦う強烈なビジュアルでしたが、その雰囲気が表現されています。
別の場所に別バージョンもあり
躍動感があります。
黒井城の赤井さんが光秀に勝利したときの協力者であった、波多野氏のイラストもかっこいい。
そして明智光秀は
そこはかとなく怜悧でやや尊大なお顔です。
こういう、一つの街の視点からの人物像に出会えるのは旅の喜びです。
地元在住のイラストレーターさんによるものだそうで、この世界観、このタッチでもっと見たいと思いました。
そして、2020年大河ドラマで赤井直正はどのように描かれるのか?
回想シーンで2秒ぐらいで終わるのか?
1話まるごと使って暴れてくれるのか?
そんな予想も楽しい旅であります。
上記イラストレーターの方のnoteはこちら
麒麟がくるに来た。福知山の街で
この記事を書いているのは2020年3月で、COVID-19すなわち新型コロナ肺炎がいよいよ深刻になっている時期ですが、旅をしたのは2月上旬です。
全体的に自粛気味になっている昨今ですが、旅の思い出を綴って参ります。
思いがけず2020年の大河ドラマを追うような形になった旅でした。
本当は明智光秀のためではなくて、
「関西の日本海側と内陸部に行ったことがないから」
というモチベーションで訪ねた結果です。
福知山、京都府の盆地ですね。
京都府の同じく盆地である亀岡市とイメージが混ざることがありますが、わたくし2018年に亀岡を訪ねた感想は
「渓流を下ったらいきなり嵐山の渡月橋に出たよ」
「電車で嵐山から亀岡に戻ったら、10分で着いたよ。ちか」
で、亀岡は京都にほど近いイメージです。
尚、亀岡から福知山までは電車で1時間半以上かかります。この数字からも距離感が分かるかと思います。
ちなみに明智光秀が
「敵は本能寺にあり」
って引き返したのが亀岡であります。
(渓流下りの船頭さんがギャグっぽく言ってくれました)
亀岡(亀山城)は京都への出入口の押さえ、
福知山は丹波国の開発拠点と考えるととらえやすいでしょうか。
まそういうわけで今回は福知山の話なんですけども、福知山・・・どこで飲めばいいの??
なんというか、飲み屋が集まった界隈が見つからない・・・
駅とお城がけっこう離れていて、飲み屋街の分布パターンが読めない・・・
しかも、午後5時なのにお店ほとんど閉まっているじゃないですか?どういうこと?
と焦りながら見つけたのが、御霊神社前の「とりなご」です。
こちら、食事しながら調べてみたら有名店らしいです。知らずに入ってすみません。
しかも名物は鴨鍋とあり、1人前2500円となるといきなりは頼めなかったのですが、これのために東京は三軒茶屋に支店があるそうです。
とりあえずよく分からないままたのんだ。
他のお客さんは皆さん予約で来店して鴨鍋を食べていましたね。いやー
鴨鍋でない鳥料理ももちろん美味しかったです。
唐揚げ、デカい。
さすがに揚げたてアツアツ、衣はカリカリ、中身はジューシーです。鳥専門店がおすすめするのだから間違いない。
ただ1点、注意してほしいのは「山賊焼」というメニューです。
過去に長野県で「山賊焼」に感動したので意気込んで頼んだのですが、違うものでした。。
日本には2種類の山賊焼があるらしい。説明はWikipediaに譲ります。
さて、翌朝の福知山城、ボタ雪ボッタボタ。
これが福知山の気候らしいので甘んじて受けよう。
展示内容はもちろん明智光秀中心です。
歴史からいうと、明智光秀は丹波を平定したものの他の戦線で忙しかったため、娘婿(諸説あり?)の明智秀満を城主にしましたが、町と城の基礎を作ったのは明智光秀ですので、2020年は盛り上がっています。
正直、街の構造が読めず飲み屋はあまり開いておらず、今まで訪ねた中でも謎が多い街でしたが、市役所が福知山城の近くにあり、天守から見下ろされているような角度になっているのが気になりました。
明智さんが見守っているので行政は良い意味でのプレッシャーがあるのだろうと勝手に想像しました。
交渉と戦いに明け暮れ、信長に使い倒されて最後にああなった明智光秀ですが、「人民のために」と能力を奮った小天地がここにあるのだと思います。
城崎にて。
志賀直哉の「城崎にて」は、たしか高校の国語の教科書に載っていたのです。
そのストレートなタイトルと癒しの内容から、いつかは訪ねたいと思いつつなかなか実現しなかった訪問がついに叶いました。ありがとうございます。
東日本に住んでいると、なかなか行かないのですよ。
山奥の渓谷沿い、急斜面に昔ながらの宿やホテルが貼り付いているのを想像していたのですが、想像の5倍は建物と街がありました。
全てがノスタルジックな調和の中にありました。
古びないけど、懐かしい。
志賀直哉が「城崎にて」を発表したのは大正年間でした。
城崎があったから「城崎にて」が書かれたのですが、「城崎にて」によってこの街の現代までが運命づけられたとも言える・・・んじゃないかな。
城崎文芸館という施設もあり、やはり「城崎にて」をフィーチャーしつつ他の文学と城崎の縁についても展示しています。
城崎はいかに描かれたのか、のみならず、現代において城崎が文学に対してできることはあるのか?まで問うている企画があったりします。
現代作家のオリジナル小説が手に入るかも?
伝統的な文学部感および現代への挑戦があるので、文学部の人および文学部に憧れる理系もぜひ。
また、文芸館の入口にある足湯もかなり良いようです。
浸っているおばちゃんに「おすすめ」と言われました。
城崎には街の中に無料の足湯が複数あり、旅人を癒やします。
城崎の推し食材も基本的にはカニでして、冬の日本海におけるカニの強さを実感します。
と、この文章を書きかけているときにテレビでハイヒールモモコさんが
「大阪人は恒例行事で冬に城崎へカニ食をべに行く」
といったことをおっしゃいました(うろ覚え)。
あれ?文学・・・というかカニなの?城崎
もし城崎で夕飯のタイミングになりカニを頼まなかったら
「何しに来たん?カニアレルギーなん?」
と思われたのかもしれません。
私が訪ねたのは午後でしたので、食べ歩きで手っ取り早いカニグルメです。
カニまん。
カニシウマイが中身になったようなもんでしょ、という予想の少し上を行く、カニ感ある中華まんでした。よかった。
あとは街の写真を貼っていきます。
足湯を複数配置し、街歩きを楽しめて、風情のある城崎・・・と思いきや大阪人のカニパラダイスの側面もあるらしき街でした。