この記事を書いているのは2020年3月で、COVID-19すなわち新型コロナ肺炎がいよいよ深刻になっている時期ですが、旅をしたのは2月上旬です。
全体的に自粛気味になっている昨今ですが、旅の思い出を綴って参ります。
思いがけず2020年の大河ドラマを追うような形になった旅でした。
本当は明智光秀のためではなくて、
「関西の日本海側と内陸部に行ったことがないから」
というモチベーションで訪ねた結果です。
福知山、京都府の盆地ですね。
京都府の同じく盆地である亀岡市とイメージが混ざることがありますが、わたくし2018年に亀岡を訪ねた感想は
「渓流を下ったらいきなり嵐山の渡月橋に出たよ」
「電車で嵐山から亀岡に戻ったら、10分で着いたよ。ちか」
で、亀岡は京都にほど近いイメージです。
尚、亀岡から福知山までは電車で1時間半以上かかります。この数字からも距離感が分かるかと思います。
ちなみに明智光秀が
「敵は本能寺にあり」
って引き返したのが亀岡であります。
(渓流下りの船頭さんがギャグっぽく言ってくれました)
亀岡(亀山城)は京都への出入口の押さえ、
福知山は丹波国の開発拠点と考えるととらえやすいでしょうか。
まそういうわけで今回は福知山の話なんですけども、福知山・・・どこで飲めばいいの??
なんというか、飲み屋が集まった界隈が見つからない・・・
駅とお城がけっこう離れていて、飲み屋街の分布パターンが読めない・・・
しかも、午後5時なのにお店ほとんど閉まっているじゃないですか?どういうこと?
と焦りながら見つけたのが、御霊神社前の「とりなご」です。
こちら、食事しながら調べてみたら有名店らしいです。知らずに入ってすみません。
しかも名物は鴨鍋とあり、1人前2500円となるといきなりは頼めなかったのですが、これのために東京は三軒茶屋に支店があるそうです。
とりあえずよく分からないままたのんだ。
他のお客さんは皆さん予約で来店して鴨鍋を食べていましたね。いやー
鴨鍋でない鳥料理ももちろん美味しかったです。
唐揚げ、デカい。
さすがに揚げたてアツアツ、衣はカリカリ、中身はジューシーです。鳥専門店がおすすめするのだから間違いない。
ただ1点、注意してほしいのは「山賊焼」というメニューです。
過去に長野県で「山賊焼」に感動したので意気込んで頼んだのですが、違うものでした。。
日本には2種類の山賊焼があるらしい。説明はWikipediaに譲ります。
さて、翌朝の福知山城、ボタ雪ボッタボタ。
これが福知山の気候らしいので甘んじて受けよう。
展示内容はもちろん明智光秀中心です。
歴史からいうと、明智光秀は丹波を平定したものの他の戦線で忙しかったため、娘婿(諸説あり?)の明智秀満を城主にしましたが、町と城の基礎を作ったのは明智光秀ですので、2020年は盛り上がっています。
正直、街の構造が読めず飲み屋はあまり開いておらず、今まで訪ねた中でも謎が多い街でしたが、市役所が福知山城の近くにあり、天守から見下ろされているような角度になっているのが気になりました。
明智さんが見守っているので行政は良い意味でのプレッシャーがあるのだろうと勝手に想像しました。
交渉と戦いに明け暮れ、信長に使い倒されて最後にああなった明智光秀ですが、「人民のために」と能力を奮った小天地がここにあるのだと思います。