西友のカレーを食べてみた 2
西友のカレーを食べてみた第2弾でございます。
- マッサマンカレー (150円)
ルウはしゃびしゃび気味でした。ココナツの風味と素材の甘み優しく、西友カレーの特徴である「無難にまとめる」方向が、ここでは良いほうに作用しています。主張が激しいはずのアジア系のスパイス・ハーブが甘くまろやかにまとまっています。具材はジャガイモもチキンが大きめのカットで数個入っていて、これはこれでアリです。
- チャナマサラカレー (150円)
一口目でかなり酸味がきて、個性を出そうという意志を感じました。しかしトマトの酸味なので親しみやすいです。ルウはもったり気味で、固形物はひよこ豆のみですが、ほぼ溶けているトマトや玉ねぎもたまに確認できます。チャナマサラのチャナはひよこ豆で、マサラがカレー的な料理の意味なんですね。それで酸味と辛味が特徴なんですって。なるほどネットで調べた特徴とこのカレーは合っています。スパイスの方向性は他と似ていますが、酸味で個性が出ました。フルーティーかつしっかり辛いです。
- ソテードオニオンとまろやかハニーのカレー (85円)
んまあ甘い。西友の万人にやさしいカレーの甘口ですからそれは大いなるいたわりの優しさです。味は前回ご紹介した85円の赤(辛口)、緑(中辛)と同じ系列です。レトルトカレーの真ん中で、深みは無く、甘口はスパイスの広がりも抑えられて、いっそう甘さが加わっています。
- 麻辣ドライキーマカレー (150円)
これまでナメていた子供にパンチを食らったような痺れの辛さが来ました。さすが麻辣を名乗るだけあります。クワイが3mm角ぐらいのキューブで入っており、サクサクした食感の具材はカレーの中では珍しいものになっています。ほかに認められる固形分はひき肉です。唐辛子成分は赤いオイルが表面に滲む形で見え、舌には「麻」、鼻に抜けるのは「辣」の、麻婆豆腐の風味です。ちゃんと辛いです。
- フォンブランカレー (150円)
すっごい普通。怒涛の普通さ。西友の赤・緑・黄色の85円ラインナップよりも普通の味です。生クリームに特色を持たせたかったらしいけれど、普通のカレーとして馴染んでいて特に感じられません。具材は固形がほぼ見当たらず、ビーフの繊維らしいものが少しあり、トロトロの玉ねぎがたまに認められる程度です。じっくり煮込んであるということでしょう。甘さと安心感をカレーに求める人におすすめ。
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今回はここまでにしましょう。
カレーを食べたらスパイスに殴られたい私にとって、西友の万人受けの方向は相容れないものがありますが、それを自覚しつつのレビューで評価は両極端に触れました。
さてどうやら、残りはあと3,4種類のようです。
認識している限りの種類をコンプリートしたら、自分なりのランキングを発表しようと思います。