読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

鎌倉の天園グルメと4月下旬の花散歩

鎌倉のハイキングコースの途中にある天園休憩所で、初めて食べ物を頼んでみました。

 

いやあ、以前から何度も通ってはいたのですが、お店のキャパオーバーで注文が締め切られていたり、営業時間外なのか無人だったり、先を急ぐのでスルーしたりなど、なかなか食べ物まで辿り着けずにいたのでした。

 

軽食を出してくれる山小屋のような場所なので、ヒューマニティ溢れるオペレーション(この日はワンオペ)です。

 

本日いただいたのは「おでん」、これがまた独特でした。

おばちゃんに「タケノコ入れていい?」と聞かれたので

「もちろん、あるなら」みたいなノリで出てきたのがこちらです。


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具の半分くらいがタケノコでした。

これが美味しい。

えぐ味がなく、しなやかでなおかつ繊維の歯ごたえが心地よかったです。

穂先だけでなく、輪切りの胴の部分も同じようにしなやかでした。

つゆの色は薄く、ダシがじんわり関西風に効いています。

メニューには「うどん入り」と書いてあったのですが、そこは無視できるノリです。

タケノコの他にはワカメ、豆腐、コンニャク、ちくわとちくわぶ、カマボコ的なものが入っていました。

 

おでん 500円

缶ビール 400円

その他、2018年4月21日現在のメニューの価格は写真のとおりです。


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豆腐メニューもお店独特の薬味などが添えられていて美味しそうでした。

 

タケノコ、今まで食べた中で一番美味しかった。

と、ふとテーブルの向こうを見たら、竹林ではありませんか。

そういうことなのか?それは謎です。

 

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さて、以下はオマケの鎌倉の花たちです。

 

建長寺はボタンが見頃でした。


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ふわっとなよやかな花々が、禅寺のいかつい山門の傍に咲いていました。

 
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建長寺の奥の半僧坊からハイキングコースを経由して(ここで天園に寄ったのですね)、瑞泉寺で下りてみました。

 

瑞泉寺は意外とこのタイミングでは花が少なく、全体的に緑でした。


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しかし、さすがにオブジェと自然の融合がフォトジェニックです。
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からの、二階堂〜祇園山ハイキングコースをてくてく


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この日は道でよくこの白い花を見かけたのですが、名前は分からず。


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祇園山ハイキングコースを八雲神社で下りて、安養院へ。


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かの北条政子が開基で供養塔がある、ツツジが盛りだくさんのお寺です。
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背の高いツツジもあり、樹の裏から撮ってみました。
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4月20日時点でもかなり咲いていましたが、まだ蕾も多かったので、本気で満開になるのは連休中になりそうです。
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安養院から安国論寺へ。


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入口ではピンクのツツジが咲き誇っていましたが、中に入ると白いツツジが印象的でした。
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駅や繁華街からは離れていて、観光客は多くないのですが、遠くから知り合いが来たら見せたいお寺です。


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鎌倉時代の首都・鎌倉に、国政と既存の宗派を批判しながら殴り込んできた日蓮の活動拠点だったので、メインの市街地からは距離を置かなければならなかったのでしょう。

 

道々ツツジを見ながらの帰路です。


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本日もご馳走さまでした。