読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

戸越銀座の坂を思い出に

七転八倒の末、転居先が決まりました。

品川区のお隣の目黒区になります。

このブログのタイトルもぼちぼち、引越したら変わることでしょう。

今回は、まだ自分は品川区に住むと思い込んでいた頃に撮った、品川区の写真を眺めたいと思います。

と言っても、撮影したのはそれほど昔ではありません。
ごく最近、「きっと今住んでいる場所の近くに物件が見つかるに違いない」と、家やアパートを眺めて回った記録です。

戸越銀座は、通りが一本の谷になっていて、両側は坂です。
東西に延びる戸越銀座へと落ち込むように、南北の両サイドに10本ぐらいずつの坂があります。
その形状は、口を閉じた状態の口と唇のシワを思い浮かべていただけばよろしいでしょうか。って今、変な喩えが出てきて自分でも少し笑いました。

ついでに言うと、坂道を意識したウォーキングなどのエクササイズにも使えるでしょう。

https://www.instagram.com/p/BAzJk_lmJBh/

さて、坂には無数の住宅があります。
おびただしい数の小さな建物がひしめき合っており、なるほど東京都の巨大な人口は、こういう所を足場にしている人々が構成しているのだと思います。

ちなみに、古い木造住宅が密集しすぎているせいで
「大地震が来たら危険」
とワイドショーのレポーターが歩いてたのをテレビで見ました。

そのような声もあってか、都の方針で、ついに防災用の広い道路を一本、南北方向に通すことが決まりました。
まだ先の話ですが、東京オリンピックを目標に道路が建設され、その頃に戸越銀座は分断される予定です。

今回の私のアパート立ち退きも、間接的にはその道路計画のせいです。
間接的というのは、大家さんの家がその道路計画で無くなることになり、この土地を離れたくない大家さんが、近くにある古い安アパートを取り壊してご自身の住居兼高いマンション(?)にしようと考えた、ということです。

さて、そんな戸越銀座です。

https://www.instagram.com/p/BAzJ-AfmJCE/

こんなに部屋があるなら一つぐらい私にぴったりの部屋が空いているはずだと思っていました。
巡り合わせやタイミングなのかもしれませんが、ちょうど良い部屋をつかむことができず、この地を離れます。

https://www.instagram.com/p/BAzJrLPGJBq/

では、せっかくなので戸越銀座グルメを一つ。

https://www.instagram.com/p/BAzKLRtGJCi/

毎日おでんを店頭販売しているかまぼこ店の、おでんコロッケです。

https://www.instagram.com/p/BAzKEvgGJCU/

(包丁で切って割れかけてる)

https://www.instagram.com/p/BAzKCR8mJCO/

(割れた)

おでんのつゆに浸したじゃがいもで、大根などのおでんのタネを包んで衣をつけて揚げたものです。

ソースなどはつけずにそのままで美味しいです。

https://www.instagram.com/p/BAzJ3I4mJB7/

住宅地に埋没したようにさりげなく雰囲気の良い神社が点在するのもこの地域の面白いところです。

https://www.instagram.com/p/BAzKYAaGJDC/

引っ越したらもう来る理由も無いけれど、きっとまたいつか、ふらりと訪れて歩くんだろうなあ。