癒しのゆるトレイル at 横浜 瀬上市民の森〜金沢市民の森
仕事で心身疲れ切ったので、週末はグッタリして眠るのかもしれない。
根岸線の港南台駅を降りて住宅地を南へ行くと、瀬上市民の森の入口に案内板があります。
リュックやカメラを持って案内板を確認する人をさっそく数人見かけます。
山と畑と林の世界へ。
それほど傾斜がなく、落葉サクサクの道を行けます。秋だけれど緑もいっぱいでした。
ベンチも良い雰囲気で、さすが横浜市です。
タイワンリスくん、今回も出没。
案内板や方向の指示などがしっかりしていて迷いません。
案内の矢印で行きたい方向に促され、瀬上市民の森から隣の金沢市民の森へ、トレイルをそのままお散歩です。
やや標高が高いため、住宅地が樹々の向こうに広がって見えます。道はサクサク、傾斜は緩く、尾根道は風通しも良くて、無料なのが申し訳ないほどの癒しの道です。
大丸山という、標高157mは何と横浜市の最高峰だそうです。横須賀の海が見えました。
トレイルから少し外れて階段を登ると山頂に着きます。ご高齢グループがたくさんいました。
階段を降りてトレイルに復帰すると、間も無く鎌倉市に入ります。
いくつかの山道の分岐が重なった「天園」という場所があり、山小屋でビールや小皿料理がいただけるようです。
こりゃ食べない手はないと思ったのですが、残念ながら調理中断中と言われてしまいました。
鎌倉市に入ると道標も変わります。横浜市のカラフルな案内に比べ、山の緑に浮かぶシックなモノトーンは、禅宗の多い鎌倉に似つかわしいです。
たまに森と風の向こうに見える富士山、やはり見えると嬉しくなります。
私は早足で進むため、人の後ろにすぐくっついてしまいます。しかし、横浜から鎌倉にかけての山道を行く夫婦の会話は聞いていて清々しくなるものでした。
「お歳暮はいくつにします?おばさまには?」
なんていかにもお育ちの良い奥様と、言葉少なに答える旦那様とか、
「スーパーで売ってるかな」
「デパートならあるんじゃない?」
「そうかな、魚屋はどう?」
「私たちが食べたのは、うどんを出す店だったもんね」
って、一体何について話しているのか気になる(けど結局分からなかった)若い夫婦の会話などを楽しみながら歩きました。すみません。
鎌倉の瑞泉寺付近で山道から外れ、里に降りたら歩行者が多くて現実に戻されて、トレイルがまるで夢の世界のように思えましたとさ。