房総半島の真ん中にある不思議の湖 高滝湖
川崎側からアクアラインを渡って房総半島へ向かい、そのまま真ん中へ突入です。
なにかオブジェが浮かんでいる。
蚊?
なるほど水面に似つかわしい。
造形的にも環境的にもリアルなオブジェではありませんか。
さらに行くと、少し小さめの他のオブジェがありました。
うーん、蚊の幼虫?
ボウフラと成虫の真ん中はこんな姿かも知れませんよ。リアルねー(勝手な想像)
さらに行くと、写真では見えにくいのですが、棒の間に蜘蛛の巣が張ってある小さなオブジェがありました。
やっぱり蚊なんだ!
捕食される現実まで描いているとは面白いなあ。
と検索したら、答えが見つかりました。
回答: 上から
・カゲロウ
・ヤマセミ
・「湖の祭り」
だそうです。
公式ホームページには回答が無かったので、個人のブログを拝見しました。
高滝ダムを作るにあたって犠牲となった生命の循環がテーマだそうです。
こういう写実っぽいファンタジー、けっこう好きです。
すみません、全体像になっていませんでしたが、半島の真ん中にあり山がちなこの地域で活躍した揚水機の一つなのだそうです。
水力自体によって、水を高い所に上げるメカニカルな仕組みになっているようです。カッコいい。
そんな不思議世界の大もとが、おそらく湖のほとりにあるこの「水と彫刻の丘美術館」です。
美術館の庭で、湖を背景にしたベンチの横に何かいる。
美術館は、現代アートを中心として、多少アグレッシブながら、心地よい空間を提供するようなコンセプトの場所でした。
(揚水機オブジェの上から撮った白黒写真)
美術館の外側なのか内側なのか、青空の下、無機的なのに植物のような空間が上へと続いています。
屋上です。
無機と有機の融合、あるいは無機の中の有機(意味のないことをそれっぽく言ってみました)。
午前11時には、美術館と湖の間に建てられたピッツェリアが開店します。
小さなガラス張りの建物は、片方が中庭、片方が湖で、とても景色が良さそうです。
この日はお腹の都合でお店に入りませんでしたが、開店と同時にほぼ満席になったようです。きっと美味しいのでしょう。
湖のほとりでピザとビールとワインをいただいたら、良い休日は約束されたようなものですね。