鮭料理いろいろ 洋風と和風を並べて考えた
昨日IKEAのサーモンビュッフェで盛り上がった後、日本の鮭についても想いを馳せました。
鮭は洋の東西を問わず、様々な調理法がありますね。
牛や豚や野菜は、ここ数百年で世界の大陸に渡ったけれど、人が運んだり何世代にも渡って勢力を広げたものが多いのではないでしょうか。
それに比べて海の魚は、1世代でも大陸間を移動するため、東西の料理に昔から入っているのかな、なんて考えました。
ではここで、欧米と日本それぞれの鮭料理を並べてみましょう。
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■欧米
・スモークサーモン
(ここからマリネ、香草和え、クリームチーズ和えなど。そこからサンドイッチなど)
・鮭グラタン・シチュー
・鮭のムニエル
・鮭フライ
・鮭の香草パン粉焼き
■日本
・寿司・刺身
・焼き鮭 (ここから鮭おにぎりなど)
・鮭の炊き込みご飯
・鮭とば
・鮭茶漬
・石狩鍋
・鮭のちゃんちゃん焼き
・鮭のルイベ
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こうして見ると、日本しぶいですね。
上記の比較から特色を考えると、欧米はクリームやバター・チーズに合わせるものが多いのに対して、日本は塩や醤油といったシンプルなものが多いようです。
欧米にクリーム系が多いのは、鮭が比較的北方系の魚だからでしょう。
日本でも北海道で多く獲れますが、昔はクリームがありませんでしたからね。
日本人はシンプルな食べ方を好むのかなあ、なんて思ったりもしたのですが、ひょっとして、日本人だから日本の食べ方を知っているけれど、欧米にも土地に根付いたシンプルな食べ方があるのかもしれません。
欧米の人は、日本のサーモンと言えばSUSHIしか知らないかもしれません。
「日本にはあんまりサーモンのバリエーションが無いね」なんて。
お互いに、結局人間だから、自分が好きなものや興味あるものしか認識しませんよね。
そんなことを考えた満月の夜でした。
秋になったし、帰り途の住宅街で魚が焼ける匂いがすると、楽しみや切なさが入り混じった複雑な気持ちになります。
ふっくらした身とパリッと香ばしい皮の焼き魚で一杯やりたいですね。