マラソンのシーズンになってきたし、広い公園をぐるっと回って調整してはどうだろうと思ったのです。
結論から言うと、マラソンの調整にはなりませんでした。
はい、私が最初から間違えていたのです。
そもそも、他の多くの公園がそうであるように、走るための公園ではありませぬから・・・
今回は、森林公園でしんどかったことについて書きます。
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埼玉の森林公園 - 正式名称は、国営武蔵丘陵森林公園といいます。
国営武蔵丘陵森林公園は、明治百年記念事業の一環として、埼玉県比企郡滑川町と熊谷市楊井にまたがる304haの広大な丘陵地に整備された、全国で初めての国営公園です。
だそうです。森林公園ホームページより。
東京ドームが4.7haなのだそうで、304haってなんだかヤバいんじゃね?って感じです。
そんなに広大な公園で、なぜ走れなかったかというと、まず、予想よりもガチで森林だったからです。
さらに、森林であるのと同じくらい、シビアに沼沢地だったからです。
公園散策好きである私の中では、公園は大きく3種類に分かれていて、丘の上型、谷型、その他(史跡や都市計画法に基づく緑地など)に分類されています。
この森林公園が谷型だとは、全く考えていなかったのです。
だって、武蔵"丘陵"森林公園っていうじゃないですかー。
実際は、大小様々な沼が数十個点在する沼沢地帯でありました。
ほとんどの困難はそこに起因すると言えます。
さらに、私が訪ねた9月19日(土)は前日に雨が降り、当日は熊谷で30℃を超えちゃった日なので、沼パワーが存分に発揮されたこともあるでしょう。
◼️走りを阻んだ要素
1. 泥
特に斜面は滑りやすく危険です。あと、平らな場所でも沼に近い通路などは低くて水が溜まりやすいのでぬかるみになっています。
2. 水
そういえば山道でも、「通路が川になってる」ってやつ、見たことあるよねー。
そっかー。
ついにはほぼ通行不能箇所もあり。冒険です。
3. 苔
意外な伏兵でした。アスファルトの通路でも、どうにも滑るのです。
1時間ごとに園内放送で「滑りやすいので気をつけて」と放送がありました。
なぜアスファルトが滑るのか?
おそらく、アスファルトにも常に微細な地衣類が覆っていて、水に濡れると生き生きして存在感を出してくるのだと思います。
「3回は転ばないもん。私はもう走らないから」
と、少女の声が聞こえました。
2回コケたんやね。
「これからも何回も転んで転んで大きくなるんだろうね」
と、別の場所で別のファミリーのお父さんが言っていました。
お子様がコケまくったんですね。
苔だけにね!!
4. 藪
ときおり、通路を見失うほど深い藪にも突入しました。
虫、蛇、蜘蛛、が見えない藪の中から刺してくると思うと怖いですー。私も都会の人間になったなあー。
あと現実、足元が見えないと蔓に足を取られたり泥にハマるおそれもありました。
5. 自転車専用道路
泥や藪にハマらない、整備された道はあったのですが、自転車専用で歩行禁止なんですね。
歩行者通路とは立体交差することが多く、最初は散々迷いました。
GoogleMAPだと自転車と歩行者通路との区別がないので、ちゃんと入口に置いてある園内マップを確認しないといけません。
慣れてくると、立体交差は親切な設計だと分かってくるのですが、なかなか立体迷路のようでもあります。
5. 蚊
沼沢地の使い魔、それは蚊。
立ち止まって地図を確認したり写真を撮ろうものなら即座に数匹寄ってきます。
藪から出てきて気が触れたように太ももやスネを叩きまくっていたのは私です。
合計10カ所以上刺されました。
あ、蚊は走るのと関係ないか。
◼️その他、ツッコミたかった場所
1. 花木園
たしかに花と木の園かもしれないけれども、フリーダムです。っていうか、花と木というよりは、草なのでは。
2. 雅の広場
3. 山田城址
地図によるとこの辺りなんだけど・・・
看板があった。
ああー、今は本丸付近もこんな感じですね。うん、それは仕方ない。夢の跡です。
4. 注意書きの数々
「三脚禁止」「植物採取禁止」「柵を越えないでね」
たしかにそうなんだけど、景観がなんとも。。
ペットは遊具にのせないでください。せやな。
「頭上に注意!!枯れ枝があります お気をつけください」
助言はありがたいけれど、付近を柵で囲むほどのことなのだろうかと・・
沼のほとりにて。
「あぶないから入ってはいけません!」のすぐ横に救命浮き輪あり。入っちゃうのかよ。
「この先 冠水あり ご注意してください」
公園内なかなかワイルドです。
注意書きなのでそうなるのでしょうが、いずれもビビッドな原色で、森林の背景からしっかり目立っています。
◼️以上からの注意点
・コケてもいい服を着よう
・できればトレッキングシューズがいいかも
・虫除けスプレーがあれば尚可
・晴天が続いた日が理想的ですね
◼️お得情報
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今回は注意点ばかり書きましたが、良い所もたくさんあるよ!
次回は良い思い出を写真とともに振り返ろうと思います。