18きっぷで静岡の旅シリーズ、今回で6回目になります。
お通しは、浜名湖の青海苔(?)と薬味を乗せた寄せ豆腐です。
海藻のミネラルと豆腐の植物性たんぱく質で、嬉しい種類のお通しです。
そして、結局ベタに浜松餃子は頼みました。
浜松餃子とは何か?宇都宮の餃子と何が違うのか?
という問いに対しては、餃子の形式からの明確な回答は無いんですね。
強いて言うと、浜松餃子はキャベツ、宇都宮餃子は白菜が使われることが多いそうです。
そもそも双方とも餃子の産地であった訳ではなく、たまたま一世帯あたりの年間餃子購入額が1位2位だった話からなんですよね。
ネットのどこにも書いていませんが、私から見ると、中国東北部の民族が主食としてガッツリ食べる餃子と、香港あたりで飲茶として軽くいただく餃子のような違いがあります。
さて次は、お初にお目にかかります浜松ホルモンだそうです。
店員さんに尋ねたところ、
「特に定義はないのですが、昔から餃子と一緒にホルモン焼きを食べることが多かったので」
のとことです。
たしかに、普通の豚ホルモンとモヤシに焼肉のタレ風の味付けでした。
安い居酒屋のビールやハイボールによく合う一品です。
次は、遠州焼きです。
厚さ5-7mmほどのお好み焼きをゆるく巻いて、鰹節やマヨネーズを添えたものですが、一番の特徴は、たくあんのみじん切りが入っていることです。
生地がふんわりしてたくあんの歯ごたえがあり、美味しかったです。
そんな遠州の地元料理を出す居酒屋は「たんと」という名前で、浜松駅の周りに3店舗ほど展開されています。
遠州をこよなく愛する創始者が、自伝的マンガを配布したり演歌を歌ったりする系の・・・お店でした・・・
せっかくなのでもう一軒ハシゴしました。
280円でだいたいの料理が出るお店で、名前は忘れてしまいましたが、これも浜松駅近くにあり実際お得でした。
唐揚げの大根おろし添え。どれも唐揚げに見えますが、右下の塊は大根おろしです。
衣もサクッと薄くて、良い唐揚げです。
なかなか衝撃的だったのが上の写真の「おもろ」で、豚足のオーブン焼きです。
もとはお隣・磐田市の料理で、磐田では醤油で甘辛く煮込むスタイルがメジャーらしいです。
こちらの料理は程よく塩胡椒が効いて、香ばしく表面を焼いていて、大きさは拳の1.5個分ほどです。
これがもう、脂肪とコラーゲンの海で泳ぎまくりの料理で、これ一つでビール3杯は行けそうです。
280円で食べられたけど、珍味のポジションで1000円くらいでもいいと思える内容でした。
まだ有名ではない地元の味をポップな価格で出してくれるお店は、旅行者にとって非常にありがたいですね。
(追記: この記事は下書きの途中で誤って一旦公開してしまい、ブログの仕様で自動的にその時間のURLになっていたので、9月15日の明け方に手動でURL変更しました。それ以前の記事に対してスターやブックマークを下さっていた方、申し訳ございません。いやほとんどいないけど。ごく僅かの方へ)