前歯がポキッとね!
上の前歯が、取れました。
乳歯ではありません。40歳。
経緯を記述しますと、
1991年 前歯に虫歯ができ治療する。
1993年 治療の予後が悪かったのか、中の神経が腐り激しく痛む。結果、神経を抜く。
2005年 友達の家でピザを食べていたら前歯が折れる。歯の土台は残っていたので差し歯にする。
2015年 飲み会の後に、気がついたら差し歯が土台ごと取れかけていた。
それで、歯医者に行って型を取ろうとしたら、あのピンクのガムみたいなやつにそのまま前歯を持って行かれました。
もちろん代わりの歯などできていないので、接着剤で止める処置となりました。
これからどういう方向で治療を進めるかは、現状と予算によってくるようです。
とりあえず今たしかなのは、前歯が仮止め状態ということです。
・・・仮止め状態がここまで不便なものだとは思っていませんでした・・・
横の歯と、上の部分を接着剤で止めているだけだと、実に簡単に取れそうです。
たとえばピーナッツを下の前歯と上の前歯で砕こうとすれば、接着剤で止めた上の歯が、にゅっと前に出る感覚がします。すでにほとんど取れかけているのです。
こうなるとピーナッツなんてものじゃない、蒟蒻麺ですら危険です。
従って、とにかくどんな食べ物でも仮止めの歯の後ろに来てはいけません。
こうして、前歯を使えないとどういうことになるか身をもって知ることになりました。
パンを齧ることができないのです。パン類は全て手でちぎってから口に入れなければなりません。
一口大より大きなものを口で分断することができなくなった訳です。
サムギョプサル的な豚の三枚肉は、ナイフとフォークで食べました。貴族かよ。
フランクフルトなんかナイフで輪切りにします。しばしば中身と皮が分離します。
ここでまた一つ分かったのは、「お米なら食べやすい」ということでした。
今日はカレーを食べました。
諸事情により本日はカレーの聖地・神保町の名店であるカヴィアルさんでチキンと野菜の二色カレーランチです。
カレーはぬるいけど、たっぷりのご飯にチーズが乗って、らっきょうの酸味と甘みと相まってさすがのハーモニーでした。
さてこれから、仮歯を入れるまで仮止めの前歯は耐えられるのか?!
どうにも間も無くやっちまいそうな気がしているのですが、私のことなのでもう接着剤を使わず、前歯が無いままで食べそうな気がしております。
人として終わりに向かいつつあります。
いや、誰でも終わりに向かっているんだけどね、はい・・・