獺祭祭 - 「獺祭 純米大吟醸48寒造早槽」に合う肴ランキング
- 出会い
偶然、獺祭を手に入れたのです。
散歩していてたまたま入った酒屋で「本日入荷しました。お1人1本まで」と紙が貼ってあったのです。
それまでは獺祭を求めていなかったというか、日本酒が飲めるようになって1年ほどなので、まだ近所のスーパーで手に入れられる銘柄を主に試していた段階であり、わざわざ希少なものを求めるほどのレベルではありませんでした。
そんな人間の前に獺祭は現れ、「おや」と思っている目の前でどんどん売れて行ったのです。
- ベスト5
■第1位: 牡蠣の燻製オイル漬け
燻製の風味にお酒の芳醇な甘みがピタリとハマりました。舌の上に乗った酒がホロホロとほどけて沁みます。牡蠣の燻製は白ワインに合うと思われますが、白ワインより濃密でした。甘さが華やかな気分を盛り上げます。
■第2位: ロールキャベツ(トマトスープ)
私が期待していた日本酒新時代が実現したと実感させる組み合わせでした。トマトスープに酒の甘みがマッチしています。キャベツの持つ甘さにもお酒が寄り添います。トマトの酸味の上に穀物のまろやかな風味が鼻に抜けます。他の日本酒辛口も試しましたが全く合いませんでした。
■第3位: 塩レモン
最も衝撃的な化学反応ではありました。酒がとても甘くなります。お酒の甘さで酔いたいときにこれは効きます。他の辛口でもまあまあ甘みが引き立ちましたが、この獺祭は抜群でした。
■第4位: 塩麹鮭
麹同士の相性でしょうか、舌によく染みます。塩麹の甘みと酒が馴染んでいます。さすがにこと肴は他の辛口のお酒にもよく合いますけどね。
■第5位: わかめの刺身
刺身醤油とわさびで生食用わかめを頂きました。わかめ自体は微かな磯の風味しか持たなかったため、醤油の味がダイレクトに来るのですが、これが獺祭と合いました。醤油の塩味を酒の甘味がまろやかに包むのは、みたらし団子のような効果でしょうか。
その次に食酢を加えて試したところ、これもなかなかいけました。冷たい酒がつややかに感じられます。
では次に、合わなかった肴を書きます。
- ワースト5
□第5位: 中トロ
酒の甘さと魚の脂の組み合わせで、しつこくなりました。白ワインにはピッタリだったのですが・・・
□第4位: わさび漬け
お酒の甘さが全く感じられなくなったうえに、わさび漬けの強烈な味によって他の全ての味も吹き飛びました。
□第3位: 生ハム
しっとりクリーミーな日本製の生ハムだったせいか、生ハムがしつこく舌に絡まるようになってしまいました。
□第2位: 玉子焼き
強い玉子の存在感と甘みは、お酒の甘さと相反してベッタベタになりました。
□第1位: 深川めし風
アサリと三つ葉を麺つゆでサクッと混ぜた自作のご飯でしたが・・・甘い酒に優しい味のご飯ものは合わない模様。薄味の混ぜご飯に甘みがビタビタと侵入してしまいます。明らかに酒のほうが味が強く、ご飯の付け合わせにジュースを出されたような気分でした。
- まとめ
トマトスープと相性が良いなど、日本酒の新時代を感じられて期待が広がります。これまでは日本酒といえば夜のイメージでしたが、休日の昼の光あふれるキッチンにも進出できそうです。
もちろん白ワインに合うものが何でも合う訳ではなく、一方でこれまで日本酒に合うとされてきたものが合わなかったりもします。
そして、合う肴について、なかなかこれといった傾向を言うことができません。
ひとまず、合わせた肴を合う順に列挙するので、ご参考になれば幸いです。
茶碗蒸し
鯖味噌煮
ポテトチップス
白菜の浅漬
刺身のつま
おでん
ナッツ&ビーンズ
北寄貝サラダ
唐揚げ
ポテトサラダ
イカの刺身
鴨のパストラミ
豚タン
ハマチの刺身
鯛の刺身
カマンベールチーズ
タラの芽の天ぷら
ニシンの酢漬け
かまぼこ
蒟蒻と野菜のオイスターソース炒め
イカの燻製
納豆
蒸し黒豆
チョコレート
エビの刺身
焼鳥(タレ)
カレーパン
実は、純米スタンダードな獺祭50は、これとはだいぶ違う傾向を示しました。
その結果は近日この記事と同じような形式でお知らせしようと思います。