読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

ついに天橋立。

旅というと、行ったことのない場所へ行くのもモチベーションの一つでしょう。

 

今回はまさにそれ、日本三景と言われていますが、この歳まで天橋立には行ったことがありませんでした。

 

ちなみに日本三景の他の2つは、松島と宮島です。って正直わすれてました。

宮島と天橋立が混ざって、瀬戸内海に天橋立があるイメージすら持っておりました。

 

以前の記事で使用したイメージを流用しつつ確認です。

 

天橋立舞鶴は隣合っていて、本州の腰が反ったあたりにある。


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若狭湾


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ココ。

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ココです。


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今回ですね、とても良かったのが早朝の温泉でして、写真を撮れなかったので文字情報でお伝えします。

 

朝6時半前に、温泉ホテルの屋上にある露天風呂に入りました。

2月上旬、西日本なので日の出の時刻が遅いです。

<日の出時刻>

宮津 6:53      東京 6:35

 

まだ暗いよな、おまけに今日は雨か雪だというし、真っ暗で終わりかなと思いつつ露天風呂に浸かっていると、急に天から落ちてきたのはアラレでした。

 

丸い小さな塊が露天風呂の床に落ち、あるものは消えあるものは僅かにバウンドし、湯に入ったアラレは消え行き、風流なことであると眺めているうちに、天は薄明へと移りました。

 

全体的に青黒いものの、かすかに天橋立の輪郭が見えます。

 

やがてアラレは小止みとなり、終わりかと思ったら次に降ってきたのは綿のような大量の雪でした。

 

空の変化の早さに驚いているうちに次第に明るくなりました。

アラレだ雪だ止んだと短い周期で変化する雲は強いコントラストを持ち、ずいぶん低い高度で次々と日本海側から、天橋立の上を飛んでは去るのでした。

 

その時の写真は撮れなかったのですが、温泉から上がった後の景色はこちらです。


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真ん中に水平にある黒い帯が天橋立です。

雲が急ぎすぎて晴れてたようになっておる。

 

薄明の露天風呂あら上がって朝食ビュッフェも美味しかったです。

ハタハタは脂が乗り、あら汁もコクがあっておかわりしました。

あと、黒い納豆が出た、さすが丹波・丹後?


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味は普通の納豆なのもおもしろい。

 

そんでもって、天橋立を歩いて渡りますよ。


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パッと晴れたり急に雪が降り出したり目まぐるしい天気でしたが、これが冬の日本海らしさなのかもしれないと、両側を海に囲まれた道で堪能しました。

 

下の写真は何かの海鳥です。親鳥たちは冷たい海の上でも休めますが、子供たちは海に入れない状態なのだと、通りがかりのおじさんが教えてくれました。
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かわいい。
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そしてついに、ケーブルカーで登って丘の上から天橋立を見ます。


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やっほーい。

昔の人は、そりゃあ神様がいたと思いますわな。


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以上、天橋立でございました。