読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

根府川から石橋山古戦場への散歩

東海道線で東京や横浜から熱海方面へ行ったことのある人なら、根府川という駅を見たはずです。

 

そうです、なんというか、「ここで降りる人いるの?」という雰囲気の、ホームのフェンスの向こうに断崖そして海があるだけの駅です。


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降りてみました。

駅の山側から見た海はこちらになります。


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上の写真の右上にちょこんと出ているのが真鶴半島です。その先の三ツ石(半島の先の小さな黒い点々)まで肉眼で確認できます。


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駅を山側に降りた途端に(山側にしか降りられません)ズイズイと斜面を登ることになります。

斜面の家と海、いきなり大好物の景色が現れます。


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尚、2019年7月20日、長い梅雨の天候により全てアンニュイな写真になっておりますのでご了承ください。

 

根府川の駅を降りた正面にウォーキングガイドの看板があり、それに従って一旦山側へ行くヒルトンコースを選んでしまったのは、個人的には失敗でした。

私有地ということもあってかGoogleマップと道が合わず、駅前の案内板の道とも整合できず、海は見えず、高そうな建物と高そうな車がたくさん停まっている駐車場を見ました。こんな場所にそんなリゾートがあるのは意外でしたが。


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敷地を何とか抜け出したら行き止まりの道にも複数出くわして、長雨で滑りやすいコケの斜面で転倒し、藪蚊をくぐり蛇を見ながら半泣きで歩くことになりました。


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おすすめは、線路より内陸側で海岸線に沿ってくねくね行くほうです。

 

ヒルトンコースを脱出してから結局歩いて根府川駅までその道を辿って戻りましたよ。


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私が求めていたのは、このような景色です。

斜面、家、その向こうに急に海。


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私が求めていたのは、このような景色です。

海の向こうに小田原の街が見えます。



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こういうね


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こういう

 

と、歩いているうちに普通に疲れてきました。

 

海のキワキワには線路も交通量の多い道路もあるものの、マイナーな細い山沿い道には全く自販機がありませんでした。

 

このあと、かなりヨレながら石橋山古戦場を目指します。

 

長くなったので別記事とさせていただきます。

 

本日のグルメ紹介は、片浦レモンサイダー・・・散歩の後、小田原で購入したものです。

これがこのときに飲めたなら、散歩は天国だったことでしょう。


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昔ながらの王冠付きガラス瓶(栓抜きが必要なやつ)で、果汁と砂糖と香料といったシンプルな原材料。ラベルのレトロな色合いといい自分の立ち位置をよく把握しています。

 

果汁5%、酸味控えめながらレモンの風味はたっぷりで、甘みのある落ち着いた味でした。

散歩の途中で飲めたら最高だったなあ。