前代未聞の埼玉Disり映画『翔んで埼玉』は、東京都に虐げられた埼玉県民が平等な人権を勝ち取るべく戦う物語です。
序盤のセリフ「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」は全国に轟きました。
さて現在の埼玉は一体どういうことになっているのかと潜入したところ、ほとんど横浜と変わりありませんでした。
草を除いては。
この日に訪ねたのは、小川町という埼玉県中部、比企郡の町です。川越と寄居の間にあります。
交通網のイメージだと埼玉県西部になるのですが、秩父が西部という観点からすると中部になるようです。
ちなみに、しまむら発祥の地でもあるそうです。Wikipediaより。
そんな小川町、東武東上線小川町駅の周囲は正直、個人商店のシャッターが開いたり開いていなかったりなのですが、
2kmほど離れた道の駅「おがわまち」にはめくるめく地物野菜がありました。
のらぼう菜、ファミリーサイズの袋にぎっしり入って120円!
のらぼう菜とは、主に埼玉県中部で栽培されるアブラナ科の野菜である。
肉やツナなどと油でガっと炒めると美味しい。
いきなり興奮してカゴにインです。
他にもカラシ菜、カキ菜など、青い菜っぱのお野菜が目白押しです。
葉ニンニクやパクチーまであるでよ。
横浜のスーパーでは、このローカル葉っぱバリエーションがほとんど見られないのです。
大した距離ではないのに、東京を挟んでこの差は何なのでしょうか。
横浜にはモヤシとキャベツばかりじゃないの。
横浜の青菜といえばほうれん草、小松菜、チンゲン菜そしてニラ。
彼らに罪は無いけれど、豊かな草の選択肢が不足していることを訴えたい。
横浜にも草を。
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以上が本日の議題です。
以下はおまけです。
同じ道の駅で買った、アピオス(アメリカほど芋)、これも衝撃でした。
親指の先ぐらいの芋、道の駅で丸ごと試食ができて、おっかなびっくり食べてみると、ジャガイモと里芋の中間ぐらいの食感で甘みが少しありました。
皮も剥かずに1個ずつサクサク食べられる芋って何・・・?!
購入して家で齧ったところ、道の駅の試食は茹でたものだったことが分かりました。
生のアピオスは、生の栗の実みたいでした。
道の駅の芋類はこの他に、キクイモ、タロイモなどがあった気がします。
とにかく、埼玉では根も葉もある、地物の野菜が食べられるのです。
道の駅で、おやきも食べてみたよ。
長野のおやきと少し異なり、埼玉のはガワがふっくらしていて餡まんに近いものでした。
のらぼう菜のおやき、トゥルトゥルに柔らかくて甘辛でした。
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では最後に繰り返します。埼玉県民には生意気だと言われるかもしれませんが、
横浜にも草を!
本日のレポートは以上です。