牧場でバターを作ってみた
これまでで一番美味しいバターを食べました。
ほどよく冷やした容器に生クリームを入れて振ること15分、それだけで無塩バターができてしまうのですね。
自宅でやると温度管理や降る加減などが難しいのですが、牧場のバター作り体験なら、お姉さんがタイミングを教えてくれます。
熱海から伊豆半島の山のほうへ車で15分ほど行ったあたりにある、「オラッチェ」という牧場+体験+商業施設に行って参りました。
伊豆・熱海で美味しいソフトクリームを味わえる|酪農王国オラッチェ
生クリームを100mlほど、ジャムの瓶みたいなガラスの容器に入れて、それを(手の熱をあまりかけないように)持って、ひらすら上下に振ります。
すみません・・・それほど期待していなかったので、初期状態の写真を撮っていませんでした。
上の写真はけっこう振った後です。
最初は液体の生クリームが瓶の半分くらい入っている状態でした。
振ること数分で「振りごたえが無い」感触になり、それはホイップクリームなのだそうです。
そこからさらに振り続けると、個体と液体が分離してきます。
瓶の真ん中にコロンと固体が出現します。
これで完成!
サービスでもらえる塩付きクラッカーに付けると、脂と乳の風味が鼻腔いっぱいに拡がります。
バターに新鮮さを求めたことなどありませんでしたが、できたてのフレッシュな美味しさを知りました。
隣でバターを作っていた5歳ぐらいの男の子が本気で「おいしい!」と3回ぐらい言っていたおかげで、重ねておいしさを実感します。
(というか、5歳で甘くもしょっぱくもない塊を美味しいと感じるとはツウですね)
そして、牧場といえばもう必須になりつつあるソフトクリームも、お勧めできます。
濃縮還元という言葉を果汁ではよく聞きますが、このソフトクリームは粉になるまで濃縮したミルクを250%ぐらいで戻したような濃さでした。
こちらは350円で完成品を購入しましたが、アイス作り体験も別途あるようです。
伊豆の地ビールも飲めるでよ。
ラブリーな牛さんの表情を収めましたのでご覧下さい。
これまで、旅先で手作り体験というと時間が合わなかったり無かったりしてなかなかできませんでしたが、ここでは15分でお手軽な体験ができ、今さらかもしれませんが生クリーム・ホイップクリーム・バターの成り立ちを知りました。
牛乳と生クリームとバターについては、下記のリンクが参考になりました。
牛乳の、脂肪分が多いところをゲットしたのが生クリームで、生クリームから固形分を分離したのがバターなのですね。
これを知ったことで今後、ちょっとだけ幸せに行きられそうです。