読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

長浜がお土産天国になっていた

2018年5月連休の話、あと1回か2回のはずです。

 

尚、全部読まなくても全く支障がないし、順番に読まなくても全て一話完結の記事ですし、そもそも訪ねた順番に書いていないのでご安心ください。

 

琵琶湖のほとり、彦根城の北にある長浜城を訪ねましたよ。

 

長浜城は秀吉が築いた城ですが、近くに彦根城があるため江戸時代には一国一城原則のため廃城となり、現在は復元天守があります。


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ここの魅力は緑豊かで平和な琵琶湖畔と、

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天守から見える複数の古戦場です。

 

尾張と京都の間にあり、琵琶湖に面したこの場所は、重要な拠点だったことでしょう。

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さて、天守から鉄道をくぐって長浜駅の逆サイドにある黒壁スクエア、ちょっとお土産屋を覗く程度の気分だったのに夢中になって2時間以上滞在してしまいました。


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ショッピングの熱気がすごい。

 

名物は何かと問われると、必ずこれというものはそれほどなくて、とりあえずは琵琶湖に関係するものなのだろうけれど、昔ながらというよりは現代において勝負する気に満ちていました。


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胡麻キムチ。

名前と見た目のとおり、辛い風味のついたゴマを卓上コショーのよう振りかけるものなのですが、これが焼肉、豆腐、野菜炒め、餃子などに合う合う。

 

マットなゴマの風味を主体に据えつつキムチの辛さとスパイスを纏わせた美味しさで、一度開けたら毎食何かにかけてしまいます。

 

それから、鮒寿司

写真を撮らないまま完食してしまいました。

 

鮒寿司とは琵琶湖畔の郷土料理であり、フナを米塩漬けて発酵させたもので、とても臭い。

 

これが、薄くスライスした4,5切れが真空パックで販売されており、初めての観光客にとってお求めやすくなっていました。

 

あーなるほど! 臭い臭い、けど美味しいって、帰宅してから(一人で)笑いながらいただきました。

 

それから琵琶湖畔の地酒も各種取り揃えてモダンにディスプレイしたお店もあり、ガラスの食器を揃えたお店や、各種陶磁器を置いているお店など、数多のトラップが仕掛けられていました。

 

黒いコロッケは小ぶりでサクサク食べやすい。

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お茶屋さんのお茶菓子も、店頭で脚を休めながらいただけます。

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秀吉が創った近江系の城下町は、現代まで創意工夫が生きていました。