キャンプに大して興味はありません。
わざわざ電気の無い所へ行って汗かいて虫に刺されて苦労して食事を作ることにはあまり意味を見出さないほうです。
しかし、美味しくビールを飲む環境が展開されるならば多少の不便さを天秤にかけられます。
何しろ今回はクラフトビールを作っている建屋の横で、もちろんそこのビールを飲みながら屋外で一泊過ごせるというのですから即決でした。
醸造所の横、修善寺の木立の中で、川のせせらぎを聴きながら飲むという、私が想像しうる限りでは最高の環境で飲むビールです。
屋外とか書きながら、屋内の写真ですみません。
醸造所内にあるバーのカウンターでキャンプ場のチェックインをします。
到着したらまず一杯です。
何しろさすがに猛暑の真っ只中でした。
2018年7月21日のことです。
書くのが遅くてすみません。
セットで味くらべもやっちゃうよ。
ホップが苦味のほかに柑橘系に似た風味を出すのが、好きなビールの味でございます。
さて、キャンプ場へ。
思ったよりずっと爽やかです。
この、ベアードビールの修善寺醸造所は元々キャンプ場だったのだそうで、キャンプに適した平らな地面と程良い木立です。
クーラーを使わないと熱中症になる可能性があるとあちこちで言われていた時期だったので心配していたのですが、木陰でじっとしていれば暑くないことが分かりました。
ゆっくりテントを設置して食事の支度をして、さあビールだよ!
屋内のバーから、「キャンプ用」としてプラスチックのカップで持ち出せます。
20時までビールを買えるのは、大変ありがたいことです。
キャンプ料理は、牛肉ときのこと野菜の赤ワインデミソース煮込みと、ソーセージや煮卵(おろしニンニクと麺つゆに1週間漬け込んだ味付玉子)の燻製です。
(食材やツールは自宅から用意するものです)
料理を撮影できなくてすみませんが、炭火で作った料理と燻製に合わせて、醸造所から歩いて持ってきたクラフトビールを飲むなんて。
これを超えるビールシチュエーションが今後の人生で訪れるのか、私には全く想像できません。
・・・ちょっとしたオチなのですが、ビールにテンションが上がり過ぎた結果、ふつか酔いになりました。
食材から調理ツールからテントからご用意いただいた知人に対しては、申し訳ございませんでした。
キャンプ場の脇に屋外トイレ、シャワー、水道があり、いずれもきれいでありがたかったです。
テントも私が35年ほど前に子供会の行事で組み立てた青いテントとは全く違い、サクサク組み立てられてパズル感覚で楽しいほどでした。
キャンプへ行ったら思いがけず、文明と文化の進化の恩恵に浴して恐縮した夏の日でした。