日本史を真面目に学ぼうと志したのは、このブログを始めた後でした。
そろそろ、興味を持ってから2年ぐらいになるんでしたっけ(知らんよね)。
まだ日本史初心者と名乗っているのは、やはり2年ぐらい興味を持ったところで入門の手前というか、アホでも分かるとか、2時間でおさらいとか、そういう書物しか読めないからです。
そんなわけで、実際にちょっと史跡をめぐって把握しようというのが2018年GW旅の動機でした。
現存12天守の中で最も古い様式!
砦のようなものを合わせると国内に3万とも言われる城郭の中で、江戸時代から現存しているのは12だけなのだそうです。
コンパクトで地味な役割のお城ですが、1576年に柴田勝家の甥が築城、その後いろいろ城主が代わって江戸時代に入ってもお家騒動とかあって、有馬氏が6代続いた後に明治維新。
さようでございますか。
代々の殿様は覚えられないけど、天守の上から眺めると、きっと豊かな実りの平野だったのだろうと思わせる街がありました。
お城のチケットに小粋な栞が付いてきます。
これなのよ、あたしずっと言ってるんだけど、こういう券はみんな栞の用途を考慮したものにすればいいのにって。
お次は永平寺です。
山深くに凝縮された禅スポットでした。
靴を脱いだら、渡り廊下でつながったたくさんの建屋に行けて、これほどお寺の建屋をたっぷり歩き回ったのは初めてでした。
日本史を意識し初めてから気がついたのですが、禅宗系のお寺はきちんと決まった(高くはない)拝観料を取り、見学者に施設を公開するお寺が多いですね。
山奥の限られた土地に様々な需要が発生したせいか、建屋の密度が高いのも永平寺の特徴だと思いました。
旅グルメは門前町の土産屋にて、黒ごまソフトです。
もうちょっとゴマゴマした食感と風味があってもよかったかな。
これはあっさりなめらか系でした。
からの、一乗谷です。
戦国時代のハイライトの一つである、朝倉氏滅亡の舞台です。
てっきり市街地になっていると思っていたのですが、完全に「遺跡」でした。
この日は雨が強くてのんびり見学できなかったのですが、当時の町並みを再現した場所はRPGぽくて面白かったです。
往時は細い谷にびっしりと一万人ほどが暮らしていたと聞き、人が住む場所の転変に驚きました。
谷を囲む山にはお城「一乗谷城」があったのですが、「さすがに無いわ」というくらい雨が強かったので断念しました。
城巡りの旅をしても、特に山城だと天気とスケジュールの兼ね合いがありますからね。
それも日本史を学び始めてから分かったことです。
福井県は「越前」というだけあって、京から山を越えた場所の悲喜こもごもが散在するエリアでした。
歩くほどに何かが出てくるに違いありません。