例によって前の記事を読んでいなくても関係ない記事となります。
今回は、食べたものや見たものをひたすら写真でご紹介します。
熊野市の宿のお料理は、秋の恵みで始まります。
栗、芋、豆、それから鮎のヘシコなど。
山も川も神話の世代のように一体よ。
上は秋刀魚、下は梅のように見えて、トマトのご飯です。
酸味があって、秋刀魚の塩と脂と絶妙なコンビネーションでした。
透明感のある刺盛、右手前は太刀魚です。
ミカンのタレもアクセントです。
山の中だとばかり思っていたら、遥か向こうに海も見えました。
これが熊野の特徴的なところかもしれません。
海から少しでも山に入ると、そこはもう山の世界で、海の要素が感じられなくなってしまう。
と、司馬遼太郎がどこかで書いていて、なるほどと思いました。
お昼は肉うどんと「めはり寿司」です。
めはり寿司とは、熊野から吉野あたりにかけての郷土料理で、高菜の浅漬でおにぎりを包んだものです。
つまり海苔の代わりに高菜を使った形となり、野菜の充実感があります。
めはり寿司の中身のご飯は様々なバリエーションがあります。
おいしい。
デザートは、黒飴ソフトの黒蜜がけです。
黒飴も黒蜜も元々砂糖なので、ご当地ソフトの中ではだいぶ無難な味ではありますが、香ばしさが特徴的でした。
なるほど、昔の人のナイスなアイデアです。
さて、食べるだけ食べて、美味しい所どりの今回でしたが、次に来たら熊野トレイルをガシガシ歩くことでしょう。