読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

佐原の小江戸散歩 そして豚肉

10月半ばの天気の変わりやすい日、千葉県の佐原に行って参りました。

途中、同じく千葉県にある佐倉に間違って目的地が設定されていたというハプニングも軽く乗り越えて、佐原を訪ねました。
東京・横浜方面から行く場合は、それほど方向が違っていないので、よかったね。

佐原は、現在は千葉県香取市の一部になっていますが、以前は佐原市が存在しました。

利根川沿いにあり、江戸からの水運の中継地で栄えた街です。

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あ、もちろん上の写真の川は利根川ではありません。
利根川デカいですからね。
利根川からちょろっと横に逸れたのがこの小川です。
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ここの岸に小舟をつけて荷物を運び出すほうがやりやすかったのでしょう。

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両岸に古い建物が並びます。
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観光客も、混まない程度にいて良い感じです。
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やっぱり川沿いが絵になるけど、川からそれた街角も、静かな佇まいがあります。
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街の人、あまり見かけない。
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一応商都だったと思うのですが、商売っ気が少ないです。

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晴れのち曇りのち晴れ、この日の雲の表情は豊かでした。

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利根川の堤防までも歩いて行けます。
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さて、商売っ気が少ない街で、やや難儀したのが食事です。

うなぎが名物らしいのですが、そんなに高いものを食べなくていいし、昔のお屋敷で食べるイタリアンも満席ですし、そもそもお店の数が少ないのです。

駅のほうまで行けば何かあるのでは?
と、川沿いの街並みから10分ほど歩いたのですが、チェーン店の影も見えず。
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佐原駅の建屋は、商家風です。青い暖簾が特徴的です。
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駅の横の、線路を跨ぐ階段が爽やかでした。

駅の近くまで来て、お店が少し集まっている場所にさえ飲食店が無い・・・万事休すかと思われた直後、見つけたのは豚肉のお店でした。

アボ豚(あぼとん)という、アボカドをエサにして育てる牧場のお店のようです。

アボ豚の蒲焼き重(1000円)を食べてみました。
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豚肉がとても柔らかで、特に脂身が甘くてとろけるの。
しっかりした甘辛ダレの味付けで、シャキッとしたご飯の上に乗っていたら、おかわりも欲しくなります。

アボ豚の実力を見ました。
「イベリコ豚より美味しい」と自称していてオッケーっす。

豚カツも豚テキも食べてみたい。

そんな佐原の旅、次回はお土産編で締める予定です。