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読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

カマボコとテリーヌ

商品 文化

魚とも肉ともつかない、めでたい感じの鮮やかな加工食品をスーパーで見かけます。

 
昔からあったものですが、今年はクリスマス前、12月に入ってから早くも見かけるようになりました。

 

https://www.instagram.com/p/_yZAMHGJLb/

 
見た目が楽しいのでクリスマスにも使えるし、めでたいので年末年始にも使えそうということになってきたのではないかと思います。
 
これらを何と呼ぶかというと、はい、この記事のタイトルにテリーヌとありますね。
 
 
テリーヌを調べたところ、まずは
フランス料理で使う、釉薬をかけたテラコッタ製の蓋付きの土鍋、あるいは壺・鉢・深皿
とあります。Wikipediaより。
実は第一義的には、容器の名称なんですね。土でできた、陶器のようなものでしょうか。ラテン系の言葉で大地や土を表す「テラ」から来たと思われます。
 
その容器で作った食べ物までテリーヌと呼ぶようになった流れですが、本来は、その容器から出てきた食べ物はパテと呼ばれるそうです。
なるほど、たしかにこう、塊で皿に置かれてナイフやスプーンでバケットに塗って食べたりするやつですね。
 
それで、テリーヌの材料はというと、

型にバターや豚の背脂を敷き、挽肉やすり潰したレバー、魚肉のすり身、切った野菜、香辛料などを混ぜたもの

とあります。
すなわち、肉でも魚でもいいのですね。

 

https://www.instagram.com/p/_ylqxwmJMU/

魚を練って火を通したらテリーヌになるのであれば、カマボコやチクワ、薩摩揚げなどもその一種になるのでは?
と思ったのですが、陶器もオーブンも使わないので、違うのか・・・
 
ちなみに、魚のすり身加工食品の説明は、うまい文章がありました。
『蒸せばかまぼこ、焼けばちくわ、揚げて食べればさつま揚げ(てんぷら)。』
吉開のかまぼこのホームページより。

 
カマボコとテリーヌは、似ているようないないような・・・このモヤモヤを晴らす単語が一つありました。
 
「オードブル」です。

 

https://www.instagram.com/p/_ylkNYmJMD/

 

日持ちするうえに、切り分けてすぐに出せるため、前菜の役割を果たせます。酒の肴にもなりますね。
 
保存がきく料理を作っておいて、取り分けていただくものと考えると、お節料理はオードブルの集合体と言えます。
 
そうすると、食がグローバル化した現代において、テリーヌをおせちに入れることは十分に考えられるではありませんか。

こんな感じで。
 
 
ところで、そこらへんのスーパーで売っているあのテリーヌ的なやつの製造元はというと、伊藤ハムだったり伏見だったりするわけです。

 

https://www.instagram.com/p/_ylop2GJMK/

加工肉メーカーも加工魚メーカーもあり、せめぎあっている模様です。
 
クリスマスから年末年始にかけてのお手軽加工食品オードブル商戦、どんどん盛り上がってほしいものです。