読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

わさび丼 隠れ径 ジェラートと 浄蓮の滝

このところ諸事情により旅づいている私ですが、11月3日と4日は伊豆半島まん中の旅をして参りました。

 
今回の記事では、あの有名な歌に出てくる浄蓮の滝と、その少し南になる伊豆七滝で食べた、わさび関連のものについて報告いたします。
(2015年11月5日訂正: 伊豆七滝ではなく、河津七滝でした。訂正いたします。)
 

 

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上の写真は浄蓮の滝のすぐ横にある、多分わさび沢です。

鮮やかな緑の葉が、冷たく澄んで流れ続ける沢にひたっています。

 

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こちらが浄蓮の滝です。

肝心の滝がピンボケですが、実際に見るとそれなりに迫力はありましたよ。

 

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上の写真も浄蓮の滝とわさび沢の間にある渓流です。わさびと冷たく澄んだ水のイメージが撮れました。

 

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さて、こちらがわさびジェラートでございます。

浄蓮の滝には、わさび味のデザートとして、ソフトクリーム、カップアイス、イタリアンジェラートを売る店がそれぞれあったのですが、この日はジェラートに挑戦しました。

ジェラート3色入りは甘口・中辛・辛口でしたが、サービスでスプーンに超激辛を乗せてくれます。

スプーンに乗っていたのでつい超激辛から食べてしまいましたが、そうすると甘口が普通のミルク味に感じてしまいました。

しかし、中辛・辛口と順に食べたところ次第に着実にわさび成分が増してきて、爽やかな風味と刺激が来ました。

不思議と鼻にツンと来なくて、口の中でだけ辛さを発揮します。辛さを抜いたわさび自体はミントよりもマットな草の風味で爽やかさがあり、美味しかったです。

 

 

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さて次は、伊豆河津七滝の近くの「かどや」でわさび丼です。

かの『孤独のグルメ』でアノ方が訪れた所です。

 

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わさびをすりおろしながら待ちます。

茎の部分は手で取って、頭から尻尾まで全ておろして下さいと、店員さんに教えられます。尻尾の白い部分に辛味があるのだそうです。

 

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すりおろすと匂い立ちます。

 

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わさび丼と蕎麦セットにしました。写真左側には、ちゃんと写っていませんが、わさび漬、わさび茎漬、海苔の佃煮、もろみ味噌が乗っています。

 

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自分でおろしたわさびをご飯のまん中に乗せ、醤油をくるりと回しかければ出来上がりです。

ご飯自体も炊きたてでとても美味しいし、自分でおろしたわさびもそりゃあ甘みも風味もあって美味しいです。

こちらの辛さはしっかり鼻にきました。

 

わさびジェラートが鼻にツンとこなかったのは、尻尾の部分を使っていないからでは?という仮説が浮かび上がりましたが、いずれの品もわさびの里でわさびをよく知る人々が作っている料理だと思いました。