読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

18きっぷで静岡の旅 袋井で、たまごふわふわの巻

2015年9月6日と7日で、18きっぷを利用した品川から浜松までののんびり旅をしてきました。

いくつかの駅で乗り降りしながらの旅をしまして、書けるところから気まぐれにレポートを書いて行きます。

今回は、静岡県の袋井駅でございます。

袋井は、浜松の2つ手前の駅で、東海道線53次では27番目、すなわち東京からでも京都からでも27番目という、ど真ん中の宿場です。

遠州三山という古くて大きなお寺が3つあり、それらの門前町として栄えて東海道の宿場町になったということです。Wikipediaより。

ところで私が訪ねた2015年9月6日、静岡県には台風がもたらしたイカツい雨雲が乗っかっていました。

袋井駅の北口の階段を降りてすぐの風景をご覧ください。

https://instagram.com/p/7UvB6XGJDQ/

袋井 Sep. 6, 2015

傘を持っていても外に出られない人々が立っていました。

https://instagram.com/p/7UvJBmmJDb/

しかし、先日お会いしたyamakoさんsub4に挑む日々 in NYに教えていただいた袋井の名物料理「たまごふわふわ」だけは食べたい。

という情熱とともに行って参りました。

訪ねたのはとりや茶屋、袋井駅北口から徒歩6分ほどのお店です。

https://instagram.com/p/7UvRUCmJDk/

たまごふわふわ!

「たまごふわふわ」は、平成の世でも十分に通用するネーミングセンスですが、作られたのは江戸時代とのこと。

黄身も白身も入れてふわっふわになるまで撹拌したたまごを、小鍋に入れただし汁の上に乗せたものです。

これが、雨に濡れて足の裏や肩や背中からどんどん冷えて行く身体に沁みました。

お出汁の優しさと玉子の安心感をこんなにダイレクトに感じたことはありませんでした。

だし汁+玉子の組み合わせは、かの明石焼きにも似ていますが、たまごふわふわは具が玉子だけなので、より純粋に材料を感じることができました。

旅のツレも、

「教えてくれた人ありがとう。寄った甲斐があった」

と言っていました。


さて、我々は訪ねることができなかった古刹である遠州三山のひとつ法多山については、タイムリーにyamakoさんのブログ静岡満喫中☆yamako、法多山に厄除けに行く/お蕎麦に温泉、ガリガリ君で大満足の巻。 - sub4に挑む日々 in NYが掲載されています。

筋トレにも持久力増強にもなる、かなり大きなお寺であることが分かります。


東海道おそるべし。

東海道の各宿場は、皆様の下車をお待ちしております。していると思います。