読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

奥の細道で待っている者たち

「食べて応援」という観点からであれば、そこそこ戦力になる自信があります。

2015年の3月11日は、このようなまとめを見つけました。


とうほぐのうめぇもん(とぼくのつまらないギャグ) - Togetterまとめ

知らないものも知っているものも、たくさんあります。こうして集めるといろいろあるものですね。
 
ではここで、一応東北地方出身の私が実際に食べて美味しかった現地食を紹介しましょう。
 
 
青森湾の奥にある県庁所在地青森市内の温泉(中心市街地からは離れていますが)、浅虫温泉で食べる海の幸が何でも非常に美味しかったです。ホタテ、エビ、カニ、鯛や平目などなど、旅館にお任せのコースで湾内の北の幸が本気出してきます。正直、大間のマグロを現地で食べるより温泉旅館の海鮮三昧のほうが数段良いです。
 
 
こちらも海の幸ですが、県北の海岸沿いのドライブインで食べたホヤが忘れられません。海そのものの味、それは海水とも言えるのですが、あまりにも新鮮な潮の風味に両親と目を見合わせ「これは大変だ」と一皿おかわりした記憶があります。遠隔地のスーパーで買うのとは全く違う味で、調味料は全く要らない潮そのままの味でいただきました。
 
 
奥羽山中の料理屋で食べた「だまこ鍋」がとても美味しかったです。「だまこ」とは団子のことで、きりたんぽの丸めたものと言えるでしょう。地鶏の様々な部位を入れて煮込んだ醤油味のスープがとにかく濃いのです。鶏だけれどもコッテリしています。さらに、あえて根まで付いたセリは香草系なのに甘みがあり、クセになります。
 
 
「ずんだスイーツ」がお気に入りです。ずんだとは、枝豆をすり潰して甘くしたもので、小豆の餡に似ていますが、枝豆の独特の風味があります。これを餅の周りに付けて頂くのが一般的ですが、近年はずんだシェイクなど洋風のアレンジもありなかなかイケます。
 
 
知人の実家からいただいた食用菊が本気で美味しかったです。菊の花びらの袋詰めをいただき、それを茹でて搾ってから酢と塩で和えただけですが、歯応えがよく、2週間ほどお弁当に入れていました。
それから、車になりますが、街道沿いの道の駅に売っている野菜と果物が本当に大きくて安くて味が非常に良いです。ついつい通るとトマトやトウモロコシ、ナスなどを買ってしまいます。
 
 
普通だけど、喜多方ラーメンかな。東京でも美味しいものが食べられますけどね。
それから今日は、福島の地酒「奥の松」をいただいております。素直で軽やかながら、お米のふんわりした風味がやさしいお酒ですね。安達太良山(あだたらやま)の伏流水を使用したお酒だそうです。
 
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という訳で、東北に行ってみてくださいませ。夏は涼しい年が多いですよ。