読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

今半のすき焼き弁当を頂いてしまったのよ

思いもかけない所からゴージャスなやつが舞い込んできました。 今半のすき焼き折詰弁当を、勤務先からいただきました。 偉い人を迎えての会議室ランチで、1名欠席が出たようでした。 別に私にくれた訳ではないのですが、周辺で 「食べ物ならねぎさんでしょ」…

江戸の食いしん坊日記

大晦日にふと手にした本を、寝転びながら読みました。 『幕末単身赴任 下級武士の食日記』 幕末単身赴任 下級武士の食日記 (生活人新書) 作者: 青木直己 出版社/メーカー: 日本放送出版協会 発売日: 2005/12 メディア: 新書 購入: 10人 クリック: 66回 この…

青い風 切って走れ 江ノ島へ

2014年1月1日は箱根駅伝コースを戸塚から小田原まで、 2015年1月1日は北関東で徳川家ゆかりの都市めぐりとして小山、結城、渡良瀬遊水池を経て古河、 と自分で企画して孤独なランを実行しました。 では今年はどうしようかと直前2日ぐらいで検討し、 年末年始…

2016年よ終わらないで

またずいぶん間が空いてしまい、なんと今日に至っては今年の最終日となりました。 あと30日くらい年末が続いて、ずっと冬休みだったらいいと思います。 30日あったら走って、自転車乗って、本読んで、食べて飲んで、ブログもたくさん更新するのにな! 妄想し…

修善寺日記 その2

11月の下旬に尋ねた修善寺その2です。今回で完結します。晴れた日は、さすが静岡、富士山が雲を引き連れて聳えていました。そんな自然の中、自転車に凝っている人(?)の間ではそこそこ有名らしい、修善寺サイクルスポーツセンターに行ってみました。屋内も屋…

修善寺で秋を食べるよ

初めて訪ねましたよ修善寺。山あいの川沿いで、時代に取り残されることもなく、変に商売っ気を出すこともなく、素で佇んでいる風でした。修善寺の街に着いて、ガイドブックも見ずに昼ごはんでふらりと入った小さなお店がとても良かったです。ふろふき大根ゆ…

多摩リバー100km、すみません自転車です

事情が重なり、自転車を購入しました。ガチではないけど、そこそこスポーティなやつです。さて、いきなり行って参りました、「たまリバー50km」略して「多摩サイ」?、略さないと「多摩川サイクリングロード」みたいなやつです。往復100kmになります。私は川…

新卒の女の子から来たメルマガ

就職難と年代を照らし合わせると、私はかなり悲惨なほうです。学校を出たのは、氷河期の中でも谷底だった2000年の4月でした。いろいろ世の中の訳が分からなかったので就職せず日銭を稼いでいたりした末に、リーマンショックで派遣切りに遭いました。死ぬかと…

横須賀で軍艦に初めて乗る。

横須賀の街は、走ったり歩いたり、なんやかんやで結構訪れていたのですが、象徴的に海に浮かんでいる、あの軍艦に乗ったことはありませんでした。あの軍艦とは、京急横須賀中央駅を降りて数分、海の間際にある三笠公園です。三笠公園の海にたゆたっているの…

引越して、そしてIKEAで夢をみる

あのう、引越しました。昨年からこのブログをお読みの方はご存知かもしれませんが、このブログの最初のタイトルは『こちら品川区食文学研究所』だった気がします。今年の2月、アパート建て替えのため立ち退きに遭って、目黒区に引越したので、タイトルを目黒…

佐原の小江戸散歩 そして豚肉

10月半ばの天気の変わりやすい日、千葉県の佐原に行って参りました。途中、同じく千葉県にある佐倉に間違って目的地が設定されていたというハプニングも軽く乗り越えて、佐原を訪ねました。東京・横浜方面から行く場合は、それほど方向が違っていないので、…

三河安城その2 まだ食べてます

三河安城レポートその2です。今回で完結します。 まず、梨です。 安城の梨は有名なのだそうで、たまに見かける農園から直接買うこともできます。 直接買える農園は、なんらかの看板が出ています。 農園で選別・箱詰めしている場所を訪ねて、テキトーに袋詰め…

三河安城、食べて飲んで、荒天のデンマーク

三河安城という新幹線の駅は、名古屋駅から1つ東京寄りで、各駅の「こだま」だけ止まります。仕事で訪ねたのですが、週末に1日フリーな時間ができたので、散歩しましたよね。まずは腹ごしらえですが、グルメ情報としてはいきなりメインとなる「北京飯」です…

記憶がめくれる。ドイツの白ワイン

しばらく更新が途絶えてしまいました。 ネタはあちこちに漂っている気がするのです。 しかし、ここで文章にする手前の線で、曖昧な顔をして奥の方に引っ込んでいるのです。 しょうもない食べ物の話を、軽く書くのでいいと思うんです。 ここはそういう場所の…

二度おいしい。缶つまのアヒージョ

家飲み派がスーパーの缶詰コーナーでつい足を止めてしまう「缶つま」シリーズ、どんどん種類が増えていますね。缶でありツマミである性質上、中身を満たすのはオイルの場合が結構あるのですが、そのまま捨てるのがもったいなくなり、やってしまいました。残…

ガスト飲み、ガストロノミー

旅の記事がずいぶん続いてしまったので、このあたりで近場飲みの話を書きます。ガストでもけっこうお安く飲めるようになっていたのですね。グラスワインが99円よ。デカンタ500mlが399円。これはサイゼリヤを意識した価格だと思われます。赤ワインを飲みまし…

できすぎなのでは秋芳洞

秋芳洞は、山口県にある大きな鍾乳洞です。入ってみた。入口を振り返った。洞窟の真ん中を流れる川が、洞窟っぽさを引き立てます。大きな空間に続いて早速現れるのが、百枚皿と呼ばれる形状です。どうしてこんな形状になったのかは、解説にはありませんでし…

伝説と虚構と、目の前にある現実 - 巌流島

また歴史オンチ自慢なんですが、宮本武蔵 vs 佐々木小次郎がいつの時代のことなのか、この関門海峡に浮かぶ巌流島を訪ねるまで知りませんでした。だって、二人とも有名な剣術の使い手らしいのですが、戦局に影響を与えてなくないですか?どうにも歴史の流れ…

そりゃ何だって美味しいよ、下関・関門海峡・門司・小倉

初めて関門海峡を見た感想を申し上げます。狭い。こんなのが本州と九州の間なら、そりゃあ大変なことが起こるでしょうよ。幕末、諸外国の船がここを通りたがるし、通商条約を迫りますし、幕府が困っている間に長州藩の一部が勝手に外国船を砲撃しますし。夕…

打ち寄せる波のような変遷: 柳井・下松・防府

以前の記事でも触れましたが、海運が盛んだった時代は賑わったけれども、海運の比率が下がるにつれて静かになった街が、瀬戸内海には結構あると思うのです。 山口県の柳井市はそういう場所なのだろうと勝手に思って訪ねてみました。 白壁の町並みは伝統的建…

吉川さんの岩国という街

山口県岩国市にどんな歴史があるのか、江戸時代は誰が治めていたのか、そもそも城があったのかさえ知りませんでした。錦帯橋、形はイメージできたけど、それが岩国にあるものだとは、訪ねる直前まで知りませんでした。その程度の予備知識からの訪問です。何…

見知らぬ土地で普通にガッツリ中華 in 徳島県

旅行に出ると、名物を食べてみたくなります。実際食べます。しかし、情報もお店の選択肢もない場合は仕方ありません。特に名物でもないものだって美味しいのです。地元の人々は、毎日名物を食べている訳ではありません。という訳で今回は、旅先だし日本国内…

宇和島ノスタルジー、そして魚たち

前回と同じことを言いますが、宇和島の人々は、みかん畑の斜面に暮らしているイメージを持っていました。 意外と平地が多かったことは前回のレポートのとおりです。 ところで、瀬戸内海に面した街というのは、海運が主役であった時代に栄えた所が多いでしょ…

みかん色の宝石、それは宇和島

宇和島を訪ねるまでは、みかん畑の急斜面が西の海に向かって飛び込んでいて、みかん以外の人々は魚を獲り、宇和島東高校で野球をし、斜面に密集して暮らしているイメージを持っていました。しかし実際に行ってみたら、けっこう平地に街がありました。宇和島…

アイランドホッピングの海

アイランドホッピングという言葉は、数年前にフィリピンのオンライン英会話教室で知りました。島々を巡ること自体を楽しむ旅やアクティビティというのでしょうか。多島海ならではの遊びです。東日本に生まれ育って暮らしてきたせいか思いつかなかったのです…

シリーズの途中ですが、紫陽花の写真をば

6月5日(日)に関東地方も梅雨入りしましたね。分かりやすく紫陽花が咲いています。5月上旬の連休の旅を思い出しつつ、かなりゆっくりGWの旅シリーズを更新している最近の当ブログですが、紫陽花が咲いてしまったのでこの週末の写真を載せておきます。6月4日(…

水都で、おでん。松江の川のほとりで

前回は関ヶ原のエピソードから松江での邂逅をテーマに書いたので、今回は現代の様子を書きます。 松江は、予想以上に水の街でした。 訪ねるまでは何となく湖と海の近くにある街のイメージを持っていたのですが、実際に行ったら水郷でした。 水郷というとこれ…

元・日本史オンチが松江で見たもの

わたくし、歴史ファンはおろか、普通の人でさえ引くほど日本史オンチだったのです。 ・明智光秀と石田三成を混同する。 ・「加賀百万石」は何らかの誇張表現だと思っていた。 ・大阪冬の陣・夏の陣は誰かが戦国時代に戦った。 などなど、ほんの一部をお伝え…

無茶振りからの進化 - 呉の大和ミュージアム

行ったことはなかったけど、なんとなくカッコいい街だと思っていました。 瀬戸内の水軍の港であり、近代ではいかつい船をガシガシ造る、海とともに生きる街です。 2016年のGW中、土砂降りの中で立ち寄った「大和ミュージアム」は、老若男女で大盛況でした。 …

萩の宿。ひねもすのたりしたかった。

前回の記事で、「萩の街は質素。そこで生まれ育った松蔭先生はあらゆる贅沢を投げ打って日本のために奔走した」みたいなことを書いておいて矛盾するのですが、今回は萩で泊まったリッチな宿について書きます。知人のクーポン券で、高いお宿がお値引きよ。 な…