読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

読書

本を読んだ翌日に場所を訪ねる。鎌倉 日蓮宗のお寺

鎌倉を勉強しようということで、山岡荘八の『日蓮』を読みました。前々回の記事でも少し触れました。 鎌倉について勉強するために私がこの小説に期待したのは、もちろん鎌倉を舞台にした大活躍だったのですが、この小説『日蓮』全1巻は、 「俺たちの戦いは…

吉川英治の小説『親鸞』を読んで

この記事には小説のネタバレが含まれます。 というか歴史上の人物の話だし小説が書かれたのは昭和10年代なのでネタバレも何もないかもしれませんが、小説の展開がハラハラドキドキなので、楽しみに取っておきたい方はそっと目をそらしてください。また、歴史…

『道路の日本史』が面白かった

今まで何となく、最初からそうなのだと深く考えていなかった「東海道」は、京都から見ると東にあって、海側のルートを通るから「東海道」なんですね。この本を読んで知りました。えっ皆さんご存知でした?東海道の対として、「東山道」があったのです。むし…

萩の街と松陰先生と、品質保証について思ったこと

萩市を歩くときは、吉田松陰を呼び捨てにしてはいけない。 市民は「松蔭先生」と呼ぶ、とどこかで聞いたのです。 せっかくそんな街を訪ねるのだから、松蔭先生のことを少しでも知ろうと、司馬遼太郎先生の『世に棲む日々』を探訪の前日に読みました。 旅の中…

「極限のトレイルラン」を読んだ。

11月21日に初めてトレラン大会に出場した帰りの電車で、大先輩ランナー2人に紹介された本がありました。 「面白いからおすすめ」 ではなく、 「絶対に読んだ方がいい」 ですらなく、 「トレランをやる人なら当然読む本」 という、 もはや熱意すら通り越して…

読書の秋、シチュエーションを楽しんだりスカしたり

村上春樹の小説は苦手ですが、小説以外は多少読む者です。なぜ小説が苦手なのかは、今回は割愛します。ただ、いくら苦手だと言っても村上春樹の本を読ませようとしてくる知人がいる「いささか」特殊な環境があることだけお伝えします。今回は、最新の著書「…

迷走!8月に読んだ本の感想まとめ

このブログは食べ物中心なのですが、散歩に行ったり走ったりして文字通り迷走しながら、今回はさらに新しい試みとして読んだ本のまとめを貼ります。 読書メーターというサービスに、7月末に登録して8月の夏休みにせっせと読んで感想を書きました。 2015年8…