読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

文化

バレンタインデー?チョコレート贈答の現状について言いたい

チョコレートを、男性からあげたら女性の評価が爆上がりするのでは? 急にこのタイミングで頭に浮かんだことを整理します。 尚、当方の属性は40代・女性・独身です。 ここに書くことは他人の事情の勝手な想像です。 また、この記事で「男は」「女は」といった大…

年を越せないってどういうこと?笠地蔵から考えた

幼い頃に絵本で読んだ「笠地蔵」に、 「おじいさんとおばあさんは笠が売れないと年を越せません」 と書いてありました。 年を越せないとはどういうことだろう? 幼い私はなんとなく、大人の言葉でいうと「世間一般の人が正月を迎えるために必要な飾りや食材…

おせちに飽きたら何食べたい?

はい、少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。 わたくし、実家へは帰らず、横浜でひとり年を越しました。 恥ずかしながら実家からおせち風の惣菜が送られてきたため、 「12月31日から1月2日は食料品を買わない」 と決め、日本の伝統に則っ…

歴史オンチをさらす 鎌倉編

勤務先の仕事の関係でドイツ人が2人日本へ来て、週末をはさんで横浜に滞在するというので、鎌倉を案内することになりました。私は都合により、他の日本人2人がすでに案内しているところへ合流の形です。スマホのメッセージのやりとりで、だいたい何時頃にこ…

東京から横浜に引っ越して思ったこと

東京と横浜はほとんど同じ場所だと思っていたけれど、案外違うことに気がついてきたので書いてみます。<この記事のための簡単な履歴紹介>・様々な仕事へのアクセスが良いという理由から、品川区大崎に住んでいた。・大崎のアパートが立ち退きになり、目黒区…

江戸の食いしん坊日記

大晦日にふと手にした本を、寝転びながら読みました。 『幕末単身赴任 下級武士の食日記』 幕末単身赴任 下級武士の食日記 (生活人新書) 作者: 青木直己 出版社/メーカー: 日本放送出版協会 発売日: 2005/12 メディア: 新書 購入: 10人 クリック: 66回 この…

横須賀で軍艦に初めて乗る。

横須賀の街は、走ったり歩いたり、なんやかんやで結構訪れていたのですが、象徴的に海に浮かんでいる、あの軍艦に乗ったことはありませんでした。あの軍艦とは、京急横須賀中央駅を降りて数分、海の間際にある三笠公園です。三笠公園の海にたゆたっているの…

フロマージュリーの衝撃

フロマージュリーとは、フランスにあるチーズ(フロマージュ)専門店である。肉屋や八百屋と同じように、街角でチーズを売る店である。それを聞いただけでクラクラしました。ワインボトルを片手にフロマージュリーを訪ね、買ったそばから路傍で飲み食いする勢…

カマボコとテリーヌ

魚とも肉ともつかない、めでたい感じの鮮やかな加工食品をスーパーで見かけます。 昔からあったものですが、今年はクリスマス前、12月に入ってから早くも見かけるようになりました。 見た目が楽しいのでクリスマスにも使えるし、めでたいので年末年始にも使…

名古屋城と名古屋の街の四角さについて

2015年11月下旬に訪ねた名古屋の街の感想を書きます。 名古屋城、お見事でした。天守閣の金鯱が有名ですが、より感銘を受けたのはお堀と石垣でした。高くて広くて精緻だよ。東京にある皇居のお堀は自然の地形を生かした風合いで野趣があるのですが、名古屋城…

肉松とは、中国の桜でんぶのようなものでした

本日は11月の第3木曜日、ボジョレーヌーボーの解禁日でしたが、関係ない話をします。 中国から来た方に、勤務先でお土産を頂きました。 紙袋の中に個包装で、ケーキのようなものやスナックのようなものなどが入っていて各々好きなものを一つずつ取って行くの…

東京の不健康さについて

なーんてね!ストレートな煽りタイトルですよ。私は東北地方の田舎の生まれで、実家を出てから20年以上になりましたが、実家近くの田舎では暮らせません。理由:1. 仕事が無い2. 顔見知りに囲まれ続ける生活が苦手3. 寒い他にもあるけど、こんな感じです。は…

そろそろ川崎のニュータンタンについて書こうか

品川駅の高輪口(西口)の南の線路沿いにある、有名なラーメン屋と丼屋が集まる「品達」に、ついにニュータンタンメン本舗が入ったそうなので、ニュータンタンについて言及しておきましょう。と思ったら、品達に入ったのは今年の3月だったんですね。完璧に出遅…

横浜・野毛の写真を貼って行く回

すみません、この時間、23時過ぎまで野毛で飲んでおりました。横浜住民をして、横浜に住んでいる実感を噛みしめることがてきると言わしめる界隈であります。チェーン店ではない、よく分からない飲み屋が縦横に軒を連ねます。昔ながらのお店は和風か中華です…

鮭料理いろいろ 洋風と和風を並べて考えた

昨日IKEAのサーモンビュッフェで盛り上がった後、日本の鮭についても想いを馳せました。 鮭は洋の東西を問わず、様々な調理法がありますね。 牛や豚や野菜は、ここ数百年で世界の大陸に渡ったけれど、人が運んだり何世代にも渡って勢力を広げたものが多いの…

18きっぷで静岡の旅 まとめます。

数えたら10回シリーズになっておりました、18きっぷで静岡の旅です。 ここで総括として、18きっぷでどれくらい静岡を楽しめるのか分析してみましょう。 18きっぷの特長を生かす 18きっぷの魅力の一つは、乗り降りが自由なことです。 天気や気分に合わせて急…

18きっぷで静岡の旅 怒涛の浜松市の楽器博物館の巻

えー、2015年9月16日、東京マラソン抽選の結果、はずれました。 東京マラソンはずれました。 東京マラソン外れました。 という本日の業務連絡 (不特定多数向け) をしてからの、浜松レポートでございます。 - - - 浜松市の楽器博物館、ナメてました。 「浜松…

18きっぷで静岡の旅 浜松城だよ全員集合の巻

9月7日(月)、思い切り寝坊しました。9:15でした。 チェックアウトが10時までなので、急いで朝食を摂りに行きます。 食堂のような場所で、ビュッフェ形式だったので、とにかく急いでたくさんの種類を取ってきたのがこちらです。 写真左上から時計回りに、肉じ…

18きっぷで静岡の旅 浜松の、うなぎ以外のグルメだよ の巻

18きっぷで静岡の旅シリーズ、今回で6回目になります。 旅と同様に行き当たりばったりで書いておりますが、いよいよ今回は最終目的地の浜松についてです。 浜松のグルメと言えばうなぎです(575)。 しかし、18きっぷの貧乏旅の終着として、今回はうなぎではな…

18きっぷで静岡の旅 静岡Cityの愛され家康、魔法陣を張るの巻

はてなのidコールが数年ぶりに来たと思ったら、なんと「みんなのごはん」さんが前回のつけナポリタンの記事を紹介してくださっていました。 r.gnavi.co.jp えっ、今週の人気記事特集に私が?!なんで私が東大に?! と思ったら、「みんなのごはん」の記事を…

お・や・き

長野の「おやき」が好きです。コンビニで中華まんの代わりに置いたら週3で食べると思います。長野を訪ね、1日で4個食べた日もありました。おやき(お焼き、御焼き)は、小麦粉・蕎麦粉などを水で溶いて練り、薄くのばした皮で小豆、野菜などで作ったあんを包…

美味しい蕎麦の店は言わない事にしているし僕は知らない

7月12日(日)と13日(月)は、長野の松本市やその周辺の高原を旅してきました。松本駅の前の立飲み屋にて、テーブルの七味の貸し借りがきっかけで地元の方とお話ができ、いくつか食べ物の情報を得た中で、最も印象に残っているのが今回の記事のタイトルです。い…

炊きたての白いご飯とは。

ただ今、飲んで参りました。Sakeよく分からず、土鍋のご飯を注文したんですね。そしたら、土鍋で白いご飯を炊いただけ。ただし、鮭のほぐし身と明太子と海苔の佃煮が付いているというメニューでした。それが美味しかったのです。省みると、一人暮らしでは炊…

食の出入口としての東京

私は東日本の北のほうの田舎出身ですが、うどんのつゆは関西風の色の薄いやつが好きです。だけど、仕事が終わって電車を待っているときに、ホームの蕎麦屋から濃くて甘辛いつゆの匂いが漂うと、みぞおちがえぐられます。結局どちらも好きなんだなあ。さらに…

今更ですが、おせちを洋風にしたら

年末年始も終わり圧倒的にタイミングを逃した感がありますが、おせちの内容を洋風に置き換える想像をしました。 正直、伝統的なおせちは塩辛かったり酸っぱかったり逆に甘かったりしてあまり好きではありませんでした。テレビやネットを見ると、同じような人…

おいしい鶏雑炊は風邪の味がする

鶏の風味が効いていて、サラサラのお米の雑炊を食べると、安心を通り越して風邪を引いている気分になることがあります。 鶏雑炊 風邪をひくとこのような雑炊やお粥を食べる習慣からなのでしょう。 なんだか、仕事から開放されて布団でじっとしている許しを与…

クリスマスケーキとは

クリスマスのお菓子、 フランスはブッシュドノエル(槇型のケーキ) イギリスはプラム・プディング(プリンというよりはフルーツケーキ) ドイツはシュトレン (下記写真) シュトーレン スイスはヘクセンハオス(お菓子の家)、 イタリアはパネトーネ オランダはス…

柿が好きだー!

と叫びつつ、一番好きな果物はグレープフルーツで、その次がみかんです。 すなわち柑橘系が好みなのですが、柿はその、味というよりは佇まいが好きなんです。 柿です。 葉っぱが全部落ちた樹に、柿の実だけがオレンジ色の光を浴びてぶら下がっている。 関東…

好きな本: インド・カレー紀行

インド人は毎日カレーを食べているのか?という素朴な疑問への答えあり、著者が実際に長期滞在して作った地元のカレーのレシピありの、地に足の着いた本です。 カラー版 インド・カレー紀行 (岩波ジュニア新書) 作者: 辛島昇,大村次郷 出版社/メーカー: 岩波…