読むめし

口で咀嚼するたけでは足りず、観念でも食べ物を愛でようとする人間

小田原の後ろのほうを歩く

「横浜から日帰りで行けて、あなた自身も週末にふらりと出かけるような場所ってある?」 と日本旅行を楽しみにしていたドイツ人に聞かれ、 「小田原」 と答えたらそれ以降の返信が途絶えてしまったような小田原ですが、 小田原は良いという話を書きます。 小…

箱根湯本、江戸時代から楽しかったらしい

前回の記事では小田原から箱根湯本まで散歩した風景と早雲寺をお届けしましたが、今回は箱根湯本の町について書きます。 前回の冒頭で、箱根湯本はゴチャゴチャした駅前の通りを熟年夫婦が歩いているとか勝手な印象を書きましたが、今回で訂正の運びとなりま…

小田原から箱根湯本まで歩いた

6月の紫陽花が終わる頃、行って参りました小田原と箱根湯本です。 箱根湯本って、何度か通った私でも湯河原とたまに混ざるし同じ箱根のお湯ではあるのですが、 湯河原は海沿い、 箱根湯本は箱根の山に登る途中 と区別いたしましょう。 箱根湯本は過去に何度…

横浜の5月を少しだけ

非常事態です。 そして休日です。 そして5月です。 2020年5月5日、なるべく粗なうちに朝早くに家を出て歩いて回って参りました。 今回、横浜山手~山下公園の写真を貼り付けて行くだけの記事になります。 山手イタリア山庭園は9:30開門ということで入れませ…

おこもりのお供・パスタソースの感想

Stay homeの日々にはパスタが頼もしいですね。 長期保存できて、かつ心が浮き立ちます。 スーパーやドラッグストアでは購入制限がある所もあるようでして、目の前にある商品をとりあえず少しずつ買いました。 わたくし、最初(20年ぐらい前)は乾麺に自作のソ…

黒井城!

2020年4月、世界はいよいよ誰も体験したことの無い状況になっていますが、この記事は2020年2月前半に旅をしたことをもとにしたものです。 兵庫県丹波市の黒井城は、近年訪れる人が増えている、戦国時代好きやお城好きの人が要チェックの城だと聞いていました…

麒麟がくるに来た。福知山の街で

この記事を書いているのは2020年3月で、COVID-19すなわち新型コロナ肺炎がいよいよ深刻になっている時期ですが、旅をしたのは2月上旬です。 全体的に自粛気味になっている昨今ですが、旅の思い出を綴って参ります。 思いがけず2020年の大河ドラマを追うよう…

城崎にて。

志賀直哉の「城崎にて」は、たしか高校の国語の教科書に載っていたのです。 そのストレートなタイトルと癒しの内容から、いつかは訪ねたいと思いつつなかなか実現しなかった訪問がついに叶いました。ありがとうございます。 城崎温泉は兵庫県の日本海側にあ…

ついに天橋立。

旅というと、行ったことのない場所へ行くのもモチベーションの一つでしょう。 今回はまさにそれ、日本三景と言われていますが、この歳まで天橋立には行ったことがありませんでした。 ちなみに日本三景の他の2つは、松島と宮島です。って正直わすれてました。…

舞鶴には2つの街がある(2) 東舞鶴

西舞鶴駅からとなりの東舞鶴駅までJR舞鶴線で6分、約7kmの距離です。 エビの尻尾のような入江の奥にそれぞれの街があり、真ん中は丘陵と森になって2つの街を隔てています。 東舞鶴にあったのは、まずレンガの建物と軍艦でした。 軍艦?いや護衛艦?適切な用…

舞鶴には2つの街がある(1) 西舞鶴

舞鶴(まいづる)は、京都府に属しつつ日本海に面している街です。 正直、昔は神奈川県の真鶴(まなづる)と混同していました。 いずれも素敵な街なんですよ。 で今回尋ねた舞鶴のほうなんですけど、日本列島の中での場所のイメージをお伝えします。 本州の腰が…

岩槻に点在するノスタルジーを拾う

岩槻市って、もう無いのですね。 訪ねる前日まで知りませんでした。 2005年にさいたま市に編入されました。 そんな岩槻に、かつてお城がありました。 岩槻城は15世紀の半ばぐらいにできたと推測されています。 築城者は太田道灌または成田氏の説が有力です。…

神奈川台場散歩

2020年の元日は、神奈川台場を歩きました。 これまでも通りがかったときには漫然と解説板を読んでいたのですが、全体像を意識して見たのは初めてでした。 神奈川台場は、JR東神奈川駅からまっすぐ海の方向へ行くとあります、いや、かつてありました。 現代で…

2019年の終わりに夏の三浦半島記- 久里浜から怒田城を経て横須賀へ

2019年8月に書きかけていたのですが、諸事情により完結していなかった記事を年末に終わらせます。 三浦一族が平安時代に、なぜ半島の内陸部を本拠地にしたのか? わたくし、現代の道路地図を平面図で見て理由が分かっちゃったんですよ。 道路地図を見て地形…

冬の絹の道 八王子から橋本そして柚子

本日の記事は、八王子の片倉城跡公園からスタートです。 JR横浜線で八王子の1つ手前が片倉駅なんですよね。 城跡の北側の湯殿川から入って行くと、 広場にだいぶ現代的な女性の後ろ姿が。 いやめっちゃ現代やで。 ダンシング・オールナイトて。 すみません、…

そうでした令和ですよ。藤原京より、遥か太宰府へ

奈良時代って、奈良に都があったんでしょ。 そう思っていた頃が私にもありました。 ええまあ、奈良にあったのですが、平城京のみが奈良の都にあらず。それより前には藤原京と飛鳥京があったのですな。 藤原京は平城京から20kmほど南にあります。 (Map by Goo…

奈良・近世の面影

人が歩けば古代ロマンにぶち当たる奈良ですが、江戸時代あたりはどうだったのでしょうか。 これも平城京跡でボランティアさんに聞いちゃいました。いやー聞き放題でしたなあ。 Q. 奈良城って、ありませんよね。でも東大寺や鹿のいる奈良公園と、この平城京の…

古墳めぐりからの古墳ケーキですよ

古墳の周辺は、なぜか心地よいものです。 水辺と緑、そして手付かずというか太古に作られた山があり、時間がゆっくり流れています。 今回の記事では、巡った古墳を貼り付けて行きます。 まずは平城京の北に並ぶ3つの古墳から。 3つ並んだ古墳の右側はウワナ…

平城京は聞きたい放題 2

自転車でスルーするはずの平城京跡に2時間居てしまったことに伴い、ブログも2回に及びました。 今回は主に木簡の話をします。 いや何が面白かったかって、普段人にものを聞く時はまずググるし、「知らないなんてバカだと思われるかな?」というおそれも正直…

平城京跡は聞きたい放題 1

2019年11月下旬、奈良へ行って参りました。 平城京跡は、レンタサイクルで北から南へとさっくり通り抜けようと思っていたのに、ハマって2時間ほど過ごした話をお伝えします。 何がすごかったかって、だだっ広い平原の上にぽつぽつ復元建屋などがあるのですが…

沼津から三島へ散歩。それは海から天空へ

寿司と刺身を食べすぎた翌日、沼津から三島へ歩いてみました。 電車では約5kmの距離ですが、寄り道しまくりで歩きます。 沼津駅南口から沼津港のほうへ、アーケード商店街もあるし広い道沿いにもお店が並んでいるし、賑わいのある街です。 (上記写真のご夫妻…

撃沈しました。沼津ナイト

実にしょうもない話をしますので、あらかじめ恐縮させていただきます(変な日本語)。 富士山がよく見える土地で金曜日に仕事をしまして、せっかくなので1泊して土曜日に散策しようと沼津に宿を取りました。 午後7時半。 沼津駅の改札を出ると、めくるめく世界…

豊橋散歩

横浜から名古屋や大阪へ行くときに、いつも通り過ぎてしまう豊橋という街があります。 最近は意識して立ち寄ろうとしていたのだけど、名古屋出張の予定が急に変更になったり、豪雨だったり、岡崎を歩き過ぎて時間がなくなったりと、なかなかご縁がありません…

海鮮ミックスせんべい食べ比べ

先日、やたら進行の遅いウイルス性胃腸炎になりまして、少しずつ治りました。 固形物を食べられなかった4日間を経て、「今日からは大丈夫だろう」とは思うものの、往時のようにモリモリ食欲が湧くわけでもなく。 なんとなーく消化の調子が悪い日々に手に取っ…

回転寿司 讃頌

2019年10月5日現在、体調不良にて絶食中なのですが、先週食べながら書き流した内容を公開いたします。思い出にひたりつつ。 -- 散歩していてちょっと座って1杯やりたいと思ったら、回転寿司が便利なのですね。やっと気が付きました。 喉が乾いたらビールを…

横浜から1歩も出なかった連休の日記

仕事が緊急事態でして、心の余裕が持てない日々が続いております。 休みの日は仕事を考えないようにと思っても降りかかる重い話の数々よ。 家に閉じこもってそればっかり考えていてはさすがに病んでしまう。 怒号の響く会議が終わった金曜日の翌日、 折りよ…

矢作川を渡る

かなり遅くなってしまったけれど、8月半ばの散歩の様子をお知らせします。 三河一向一揆は1563年、家康公が人質生活から桶狭間の戦いを経て解放され、やっと岡崎城に戻ったのも束の間、21歳の若き当主に降りかかった試練でした。 ちなみに家康の父の広忠は24…

岡崎の早朝、縁辺のそよ風を

2019年の夏休みは、縁あって愛知・岐阜方面へ1泊の旅をしました。 暑い。湿度が高い。そして迫り来る台風の8月14日、岡崎を散歩した様子をお届けします。 見て見て、岡崎市内の駅や資料館や、ホテルにまでテーマ別に街歩きやドライブマップが置いてあるの。…

三浦半島記03 - 緑の地底に舞い降りて

京急、なんで三崎口で線路ブツ切れてるん? いろいろ事情はあるようなので、興味のある方はどうぞ。詳しい記事です。 hamarepo.com 要は予算の問題です。 夏の週末、何もない三崎口駅から誰もいない道を海辺へと歩きました。 西の相模湾のほうへ。 畑があっ…

三浦半島記02- 衣笠城から和田城へ

一応前回の続きなのですが、気にせずどうぞ: 三浦半島で三浦氏が入植当初に本拠地にしたのが衣笠地域と言われており、JRの衣笠駅を降りたらとりあえずは衣笠山に登ってみます。 ふむ、市街地から海まで見渡せる良い景色、こりゃ戦国時代だったらお城にした…